UEFAチャンピオンズリーグではまたしても悲願の優勝に届かなかったマンチェスター・シティ。
ただ、残り1節となったプレミアリーグでは首位に立っており、連覇に近づいている。
ここでは、『ESPN』などを参考にして、今夏シティが売却しうる選手たちを調べてみた。
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ニコラス・オタメンディ
31歳、アルゼンチン、CB、2022年までの契約
2015年に4000万ポンド(58億円)の移籍金でバレンシアから引き抜いたセンターバック。
加入から3シーズン連続で30試合以上に出場していたが、今季は出場機会が大幅に減った。
ポルト時代には右サイドバックとしても起用された選手ではあるが、ペップが求めるような足元のレベルがあるわけではない。
そんなオタメンディだが、昨年1月に契約を更新したばかり。また、契約が今季限りとなっているヴァンサン・コンパニの去就も微妙ではある。
ただ、エメリク・ラポルト、ジョン・ストーンズの控えという立場は来季も変わらないだろう。選手とクラブにとっても退団が最善かもしれない。
ダニーロ
27歳、ブラジル、右SB、2022年までの契約
2017年に2700万ポンド(40億円)の移籍金でレアル・マドリーから引き抜いたサイドバック。
サントス時代にSBの領域を超えた超攻撃的プレーで注目を集めると、ポルトではアレックス・サンドロとの両翼コンビで国内を荒らしまわった。
ただ、鳴り物入りで加入したレアルではダニ・カルバハルを超えられず、シティでも控えという立場に置かれている。
左サイドでも起用される機会があるが、安定感とは無縁で、ペップから信頼されているとは言い難い。
シティはこの夏に左サイドバックの補強をしないとも伝えられているが、右サイドは入れ替えがあるかもしれない。
リヤド・マフレズ
28歳、アルジェリア、右WG、2023年までの契約
2018年夏に6100万ポンド(88億円)の移籍金でレスターから引き抜いたばかりのアタッカー。
下部リーグから這い上がってきた天才レフティはビッグクラブでも確かな存在感を見せつけている。全コンペティションで40試合以上に出場し、11ゴール11アシストをマーク。
ただ、巨大戦力を有するシティでは、アタッカーのひとりという位置づけで、本人はプレータイムに不満を持っていると報じられた。これにペップは「彼と話す必要はない。来季も我々とともにいるだろう」は応答している。
90億円近い資金を投じて獲得した選手を1年で放出することは考えにくいが…。