倉敷「日本遺産」立て看板でPR 市推進協、QRコードで音声案内

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立て看板に表示されたQRコードにスマートフォンをかざす外国人観光客=大橋家住宅

 倉敷市日本遺産推進協議会(会長・伊東香織市長)は、文化庁の日本遺産に認定された「繊維のまち」「北前船」「桃太郎伝説」の三つのストーリーに関する市内の構成文化財に、同じデザインの立て看板を設置した。点在する“倉敷の宝”に統一感を持たせてPRするのが狙い。

 看板は、高さ約160センチ、幅約40センチ。濃いグレーを基調に、町家のなまこ壁をイメージしたデザインを採用した。施設や神社など市内の文化財計41件のうち、条件の整った27件が対象。第1弾として22件に置いた。

 設置箇所の文化財について、どのストーリーに属するかを示し解説文も日本語と英語で掲載。QRコードをスマートフォンで読み取れば5カ国語(日本語、英語、フランス語、中国語、韓国語)の音声ガイドが聞けるほか、市内の日本遺産を紹介するスマホアプリ「日本遺産倉敷Navi(ナビ)」にアクセスできる。

 同ナビは、周辺にある別の文化財まで案内する機能を備え、ストーリーごとの周遊モデルコースも載せている。「繊維のまち」の文化財で、国重要文化財の大橋家住宅(阿知)では外国人客の利用が見られ、反応は上々のようだ。

 協議会事務局の市日本遺産推進室は「立て看板とナビにより、構成文化財の回遊効果を高めたい」としている。