カブスのスター三塁手・ブライアントがサヨナラ3ラン

【マーリンズ2-5xカブス】@リグリー・フィールド

一死二・三塁という一打サヨナラのチャンスでアルバート・アルモーラJr.が凡退し、延長戦突入かと思われた9回裏。カブスが誇るスター三塁手、クリス・ブライアントがひと振りで試合を決めた。二死一・三塁のチャンスで打席に入ったブライアントは、初球のボール球を見逃したあと、2球連続ファウルでカウント1-2。ここで前の2球よりも甘く入った速球を捉え、センター左へ6号サヨナラ3ランを叩き込んだ。本拠地リグリー・フィールドは大歓声に包まれ、ブライアントも笑顔でベースを一周。ライバルのカージナルスが敗れたため、カブスは1日でナ・リーグ中部地区の首位に返り咲いた。

マーリンズがケイレブ・スミス、カブスがジョン・レスターの先発で始まった一戦は、初回にカブスがハビアー・バイエズの犠牲フライで先制するも、3回表にマーリンズはマーティン・プラドのタイムリー二塁打とホルヘ・アルファーロのタイムリーで2点を奪って逆転に成功。しかし、カブスは直後の3回裏にアルモーラJr.の2号ソロで同点とした。レスターが6回2失点(自責点0)の好投を見せれば、スミスも7回途中11奪三振2失点という快投を披露し、試合は2対2の同点のまま9回に突入。カブス4番手のスティーブ・シーシェックが9回表を無失点に抑え、その裏にブライアントが劇的な一発で試合を決めた。シーシェックは今季初勝利をマーク。サヨナラ弾を浴びたマーリンズ3番手のアダム・コンリーは今季4敗目となった。

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