PLANT出店減速「体質を改善」

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三ッ田佳史社長

 14府県でディスカウントストアを展開するPLANT(本社福井県坂井市、三ッ田佳史社長)は5月7日、2017年9月期から進めている5年間の中期経営計画(中経)を白紙にし、今秋以降の出店を見直すことを明らかにした。淡路店(兵庫県)など3店舗の業績低迷に伴い2019年3月中間決算の純損益が赤字になったことなどが理由。経営体制も見直す方針で、三ッ田社長は「(収益を伸ばすため)骨太な体質に改善していく」と強調した。

 中経では、5年間で8店舗を出店して31店舗体制を築き、売上高は1100億円を目指すとしていた。今秋にオープンを予定している黒部店(富山県)で6店舗目の出店になるが、一部店舗で収益が伸び悩んでいるため、黒部店以降の出店を白紙にする判断を下した。山田准司専務は「検討していた出店案件の売り上げ予測などが本当に正しいか見直したい」と述べた。

 三ッ田社長は経営環境について、競合店との競争が激しくなっているとし「特にドラッグストアの影響が大きい」と説明。ドラッグストアの出店ラッシュによって価格競争となり、ディスカウントストアである同社の強みが発揮しにくくなっているとした。今後は「総菜をはじめとするプライベートブランド(PB)商品を拡充するなどして粗利益を改善し、経費削減もこつこつ進めていく」と述べ、出店ペースを落として既存店の立て直しに注力するとした。

 新たな中経の策定時期は未定。経営体制の見直しに関して山田専務は「収益改善の取り組みを実行できるメンバーを選定したい」と話した。