DTMドイツ・ツーリングカー選手権は5月8日、イタリアのミサノで6月7〜9日に開催されるDTM第3戦で、MotoGPにドゥカティのエースライダーとして参戦するアンドレア・ドヴィツィオーゾがゲスト参戦すると発表した。
近年DTMでは、ラウンドによってそのレースを盛り上げるべくゲストドライバーが参戦する機会を設けているが、ミサノで行われるDTM第3戦に、地元の二輪のスーパースターが参戦することになった。それも現役のMotoGPライダーの挑戦という非常に興味深いものだ。ドヴィツィオーゾが駆るドゥカティにはアウディスポーツのロゴも入っており、相互交流の意味合いもありそうだ。
今回DTMでアウディRS5 DTMをドライブすることになったドビツィオーゾは、すでにRS5 DTMのテストを行っているほか、ミサノのレースウイークの前に2日間集中的にテストを行い、アウディに慣れていく予定だという。
「あらゆるイタリア人レーサーにとって、ミサノは特別なトラックだよ」と語るのはドヴィツィオーゾ。
「昨年は（MotoGPで）素晴らしい勝利を収めた場所だし、この機会にとても興奮している。チャンスをくれたことを感謝しているよ」
またDTMドイツ・ツーリングカー選手権を運営するITR e.Vのゲルハルト・ベルガー代表は「世界で最もすぐれたライダーのひとりが、DTMへの挑戦でどう適応するかを観るのは魅力的なものだ。世界は熱心に見守っていくだろうね」とコメントした。
DTMでは、過去にライダーから四輪に転身し、ツーリングカーレースで活躍したジョニー・チェコットの再来として期待を寄せている。MotoGPのトップライダーがDTMをどう駆るか楽しみなところだ。
