鈴木知事が胆振東部地震被災3町を初訪問、状況視察

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 鈴木直道知事は8日、知事就任後初めて、胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真、むかわ、安平の3町を訪れ、各町長から復旧・復興状況について説明を受けた。鈴木知事は「前例にはとらわれず知恵と力を出しスピード感を持って取り組んでいく」と全力で被災地を支援していく考えを示した。

 厚真町内では36人の町民が土砂にのみ込まれるなどして犠牲となった。大きな被害を出した富里浄水場に到着した鈴木知事は真っ先に黙とうし、がれきが散乱する現場を見渡して被害の大きさを実感した様子だった。宮坂尚市朗町長は「安心・安全のまちづくりのためにも森林の再生が必要。象徴的な震災遺構の整備も進めていきたい」と支援を求めた。

 むかわ町では竹中喜之町長が「人的支援と財政支援を」と訴えた。この後、仮設店舗を視察し、名物の「恐竜たいやき」を試食しながら「しっかりと、被災者に寄り添っていきたい」と話した。安平町では及川秀一郎町長から「財政支援とJR室蘭線の存続に力を貸してほしい」と課題解決への支援を要請された。

 視察を終えた鈴木知事は「多くの人たちが仮設住宅で暮らしており、関係者の一言はとても重く感じた。しっかりと胸に刻み、道として確実に作業を進めていきたい」と語り、復旧・復興に全力を挙げていく考えを表明した。(佐藤重伸)

【写真=(上から順に)土砂崩れ現場で黙とうする鈴木知事(右)=厚真町富里、「恐竜たいやき」を試食しながら竹中町長らと意見交換する鈴木知事(左)=むかわ町松風、及川町長(手前)と意見交換する鈴木知事=安平町早来】