おいおい!それっておかしくない!?
釣りをしていて、「○○は邪道」「○○は釣れて当然」「○○はセコイ」といった、よくわからない偏見に出会ったことはありませんか?
せっかく釣れた魚にケチをつけられてしまい、嫌な思いをしたことがある人も中にはいるかもしれません。
今回は、編集部が目の当たりにした“おかしな偏見”をまとめてみました。
エサは釣れて当たり前
「エサは釣れて当然でしょ?」「エサはセコイ」「エサは釣ったじゃなくて、釣れただけ」と一蹴する“ルアー原理主義者”に出会ったことはありませんか?
果たして、エサ釣りはそんなに単純な釣りなのでしょうか。
エサ釣りも奥が深い
エサを使えば簡単に釣れることもありますが、それはあくまでもエサ釣りの一側面に過ぎません。
簡単だと言われることの多いサビキ釣りでも、真剣に取り組んでみるとわずかなタナや仕掛けの違いが釣果を左右することが分かるはずです。
また、バスフィッシング発祥の地であるアメリカでは、エサでバスを釣るアングラーもたくさんいます。
ルールのあるトーナメント以外では、ルアー・エサどちらで釣ってもリスペクトされるようです。
○○(場所)は釣れて当たり前
バス釣りでは「琵琶湖だったら誰でも釣れる」、海では「九州なら誰でも釣れる」という具合に、釣果にやたらと“場所補正”を掛ける人に出会ったことはありませんか?
しかし、このケースも「釣れて当たり前」の一言に気を落とす必要はないでしょう。
魚影が濃い≠簡単に釣れる
魚影が濃いフィールドならば簡単に釣れると思うかもしれませんが、実際はそうではありません。
釣果だけをみると簡単に釣れたように見えますが、難しい状況やまったく釣れないことも当然あります。
また、魚影が濃いがゆえに、釣り人の技量の差が釣果に大きく表れるのも好フィールドの特徴。
どのようなフィールドでも、釣りを進めるプロセスは変わらないのです。
船は釣れて当たり前
「沖にいったら釣れるでしょ」「お金を払ったら釣れて当たり前」「船は船長に釣らされているだけ」という“岸釣り原理主義者”に出会ったことはありませんか?
船釣りでは、釣り人の技量は関係ないと勘違いしている人もいるとか、いないとか……。
船釣りは奥が深すぎる
ビギナーでも手軽に楽しめる釣りがある一方で、非常に奥の深い釣りも多いのが船釣りです。
揺れる船の上でキャストをして、アクションをかけ、アタリを取ってファイトするのは、足元が安定した岸とは異なった難しさがあります。
また、魚が確実にいるところで釣りをする船釣りは、釣り人の技量が釣果に大きく影響します。
海に精通した船長がポイントを選定してくれるため、「あとは釣り人の腕次第」というシビアな一面もあるのです。
NO!釣りの偏見
釣りには様々な対象魚や釣り方、フィールドがありますが、すべて「釣り」です。そこに優劣はなく、楽しみ方は人それぞれ。
せっかく自然の中で遊ぶわけですから、広い心で存分に楽しみたいですよね!