【MLB】大谷、復帰初安打後の一問一答「不安だった」「もっともっと安打、本塁打が出る」

今季初安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

復帰3戦10打席目で待望の今季初安打「1本は大事なので良かった。見え方も良かったが、捉え方が今ひとつ」

■エンゼルス 13-0 タイガース(日本時間10日・デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、敵地のタイガース戦で「3番・指名打者」で3戦連続フル出場。初回の第1打席で復帰10打席目で初安打となる先制の右前適時打を放つなど4打数2安打1打点、1四球1三振。今季初のマルチ安打をマークして、チームの大勝に貢献した。

 復帰3戦目は雨で53分遅れで始まった。待望の一打は初回無死一、二塁。左腕カーペンターのスライダーを強振。打球速度111マイル(約178.7キロ)の痛烈なライナーは先制の右前適時打となった。3回先頭では二塁ベース付近を守っていた三塁・カンデラリオを教習する内野安打を放ち、今季初のマルチ安打。昨年9月28日アスレチックス戦以来223日ぶりだった。

 5回1死一塁は空振り三振、7回1死はニゴロ、8回2死一塁は四球だった。打線ではプホルスが3回2死の左越え6号ソロを放ち、史上3人目の通算2000打点をマークするなど16安打13得点の大勝だった。試合後の大谷は約6分間、待望の初安打を振り返った。

――今季初安打、マルチ安打をマークした。

「1本は大事なので良かったなとは思います。他の打席も良かったと思いますし、徐々に、内容も良かったかなと思ってます」

――打った感触は。

「良かったです。見え方も良かったですし、捉え方は今ひとつなところがありましたけど、良かったと思います」

――初回は無死一、二塁の得点機だった。

「とりあえず外野までということなので。悪くはないですけど、もうちょっと角度が付けばいいかなと思います。(打った感触は)良かったです。見え方も良かったですし、捉え方は今ひとつなところがありましたけど、良かったと思います」

――大谷らしい鋭い打球だった。

「いいところもあれば、悪いところもあるというか。でも、見え方としては悪くないので、ミスもしているところもありますし、それは徐々に良くなればいいじゃないかなと思います」

――2番のトラウトが出塁。3番が返す理想的な攻撃だった。

「1番のフレッチ(フレッチャー)も調子いいですし、必ず、大体前に(走者が)いるので、しっかり繋げられれば得点になるのかなとは思います」

――右肘手術して初安打。これまでのシーズンと違いはあるか。

「特に変わらずに来てるかなとは思います。5月に入っているので、そういう点では違いますけど、特には変わらずに打席のリズムとかはいいんじゃないかなと思います」

プホルスが通算2000安打「凄いのはみんなわかってる。練習から取り組む姿勢も素晴らしいなと。日々勉強」

――初安打まではやはり不安だったか。

「不安ですね。やっぱり打てるか。どういう感じで打てているのかというのを最初の数打席というのはすごく大事かなと思うので、今日出てくれてまず良かったかなと思います」

――2打席目以降の気持ちの変化はあったか。

「若干、楽にはなりましたけど、結果的にヒットよりも最後の打席も立っている感じはすごく良かった。それを明日継続して、より良くしていければ、もっともっと安打も本塁打も出てくれるんじゃないかなと思います」

――前日まで9打席連続無安打。復帰2戦目までの画像は見たか。

「見ましたね。夜中に画像とか来たりするので、それを見たりとかしますね」

――雨で試合開始が53分遅れた。

「昨日はナイターだったので、延びてくれる分には特に問題なく」

――打撃練習の1ターン目では肩にバットを置いてから振っている。その意図は。

「ずっとやっているので、自分の中の感覚を養う上での1つの練習方法かなと思います」

――投手の左右は意識したか。

「特にあまり意識はしてないので、来た球に対して基本的にはベースの上に来た球を打つだけなので、何も意識せずに行きたいなと思います」

――プホルスが通算2000打点をマークした。

「何も言わなくても凄いのはみんなわかってると思いますし、練習から取り組む姿勢も素晴らしいなと、日々勉強になるかなと思います。あらためて凄いなと思いました。もちろん数字も素晴らしいですし、その中でも毎年微妙に変えながら。僕が見ている中でも色々と試しながら……あれだけやっても、より良いものを探すというのは素晴らしいなと思います。まだ1年ちょっとですけど、その中でも毎日毎日打っている量も多いと思いますし、そういう点でも素晴らしいなと思います。1つではないですし、フォームももちろんそうですし、気持ちの整理の仕方も。それは右左関係なく。素晴らしいものは素晴らしいと思います」(Full-Count編集部)

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