【MLB】ロイヤルズ監督、正捕手が退場処分 際どいストライク判定に「一貫性が無かった」

退場処分を受けたロイヤルズのマーティン・マルドナード(左)とネド・ヨスト監督(右奥)【写真:Getty Images】

外角の際どい球をストライクコールされ見逃し三振→球審に抗議し退場処分

■アストロズ 9-0 ロイヤルズ(日本時間9日・ヒューストン)

 ロイヤルズのネド・ヨスト監督とマーティン・マルドナード捕手が8日(日本時間9日)、敵地でのアストロズ戦で退場処分を受けた。際どいゾーンのストライク判定に抗議し退場となったが試合後、ヨスト監督は「一貫性がなかった」と、審判の判定に納得できない様子だった。「FOXスポーツ・カンザスシティ」公式ツイッターが伝えている。

 ロイヤルズはアストロズ先発ピーコックに7回まで13奪三振を喫するなど打線が沈黙し完封負け。見せ場のない1戦となったが7回にヨスト監督と正捕手マルドナードが退場するアクシデントが発生した。

 退場のきっかけとなったのは7回1死走者なしの場面。マルドナードはカウント1-2からの外角直球に手を出さず見逃し三振に倒れた。際どいコースだったが、納得できないマルドナードは球審に猛抗議し退場に、さらにヨスト監督も飛び出し球審に激しい剣幕でまくし立て共に退場処分となった。

 試合後、ヨスト監督は相手先発のピーコックの投球に「彼の直球は良かったし、スライダーも良かった。審判の判定にも少々助けられていた。彼は実に素晴らし投球をしていた」と皮肉を交え称賛。この日の球審の判定には「一貫性が無かった」と不服を口にしていた。

 指揮官と共に退場となったマルドナードは「あの球はストライクだったね。けど、その1球前はボールだったんだ。僕はただ単に一貫性を求めいるだけだよ」と、見逃し三振に倒れた“際どい1球”に抗議したわけではないことを口にしていた。(Full-Count編集部)

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