「心のバリアフリーを」 オハイエくまもと10周年、県劇で記念公演

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オハイエくまもとの設立10周年記念公演に向け、練習を重ねる「オハイエ音楽隊」のメンバーら=熊本市中央区

 音楽を通して「心のバリアフリー」を目指すNPO法人オハイエくまもと(入部祥子理事長)は設立10周年を記念して6月2日、熊本市中央区の県立劇場で公演を開く。

 オハイエくまもとは小児科医の入部理事長が2009年、県内の企業経営者や文化関係者に呼び掛け発足。障害の有無にかかわらず音楽を楽しみ、発信できることを知ってもらおうと、障害者施設などに参加を呼び掛けてきた。

 10年にスタートした「オハイエくまもと とっておきの音楽祭」は毎年春に同市中心部で開催。今年3月の第10回音楽祭には県内外の約650人が参加し、知的障害者らの「オハイエ音楽隊」も歌声を披露した。

 4月にあった記念公演の練習では、音楽隊の約30人がハンドベルの演奏や「花は咲く」などの歌を家族らと練習、本番に備えた。入部理事長は「困難を乗り越え、前向きに活動する彼らのエネルギーを感じ取ってほしい」と話していた。

 公演は14時開演。左手だけで弾く世界的ピアニスト・舘野泉さんや月足さおりさん(あさぎり町)らも出演する。指定席2500円、自由席1500円。障害者、大学生以下500円。事務局TEL096(325)3533。(深川杏樹)

(2019年5月10日付 熊本日日新聞朝刊掲載)