この魚、全然脂ないじゃん
釣った魚を食べられるのは、釣り人の特権であり、釣りの醍醐味のひとつですよね。
しかし、釣った魚を持って帰って捌いたところ、「全然脂が乗ってないじゃん!」とがっかりしたことはありませんか?
今回は元魚屋が語る、脂の乗っていない魚の美味しい食べ方をご紹介します。
そもそも、脂が乗るってナニ?
そもそも脂が乗っているとは、魚が脂肪分を蓄えていることを指します。一般的には冬に脂が乗る魚が多いとされていますが、魚種や地域によって季節は異なります。
魚の脂には旨味も多く含まれており、脂が乗っていないと旨味やジューシーさに欠け、味気なく感じることも少なくありません……。
焼き魚、煮魚はおすすめしません!
刺身にしても美味しくなさそうだから、焼いたり煮たりしたくなるかもしれませんが、実はこれは逆効果。
ただでさえ脂がないのに、火を通すことで水分が抜けるとさらにパサパサになってしまうのです。それでは次で、ちょっぴり意外なおすすめの食べ方をご紹介します。
おすすめは「刺身」
少し疑ってしまうかもしれませんが、脂の乗っていない魚は刺身で食べるのがおすすめ。脂のジューシー感がない半面、さっぱりとした味わいを楽しめます。
世の中には「舌に脂の膜が張らないから魚本来の味を楽しめる」という理由で、脂が乗っていない魚を好む食通もいるほどなのです。
意外とハマるかも
魚は脂が乗っている方が美味しいとされていますが、脂が乗っていなくても、乗ってないなりの美味しさがあるかもしれません。
脂の乗りがイマイチな魚だった時は、残念がらずに“いかに美味しく食べるか”を考えてみてはいかがでしょうか。