インディアンス・ループロウが1試合2本塁打の活躍

【ホワイトソックス0-5インディアンス(5回雨天コールド)】@プログレッシブ・フィールド

インディアンスは、左腕対策として「5番・中堅」でスタメン起用されたジョーダン・ループロウが今季初アーチを含む2本塁打を放つ活躍を見せ、ホワイトソックス先発のマニー・バニュエロス攻略に大きく貢献。インディアンス先発のカルロス・カラスコは5回63球を投げてホワイトソックス打線を2安打無得点に抑え、インディアンスは悪天候により試合開始が2時間34分も遅れ、6回表開始時に雨天コールドが宣告された試合を5対0の完封勝利で制した。カラスコには完投と完封が記録され、今季3勝目(3敗)をマーク。ホワイトソックスはバニュエロスがループロウに2本塁打を浴びるなど、5回途中5失点で今季2敗目(2勝)を喫した。

試合開始前の時点で打率.233、0本塁打、OPS.643と冴えない成績に終わっていたループロウだが、左腕対策として5番に抜擢されると、期待以上の活躍を見せてチームの勝利に貢献した。2回裏の先頭打者として迎えた第1打席で左中間への1号先制ソロを放ち、3回裏の第2打席は見逃し三振に倒れたものの、5回裏一死走者なしでの第3打席ではセンターへの2号ソロ。1試合2本塁打はキャリア2度目だった。開幕ロースター入りを果たしたあと、4月中旬に一度はAAA級降格となったが、4月下旬の再昇格後は打率.333と好調を維持。今季成績は打率.273、OPS.884となり、特に左腕に対しては打率.318、OPS1.105と強さを発揮しているため、今後も相手先発が左腕のときを中心に、貴重な戦力となりそうだ。

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