ついに残り1節となったプレミアリーグ。
ここでは、『sportskeeda』などを参考にしつつ、「今季の最高ストライカーたち」を調べてみた。
セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)
32試合20ゴール
シーズン中に突如、銀狼化したアグエロ。30歳になったが、最も決定的なストライカーであり続けている。
今季もその効率性と一貫性を証明してみせた。プレミアリーグで5年連続20得点以上をマーク。これはティエリ・アンリと彼しか成し遂げていない記録だ。
また、リーグ11回のハットトリック達成もアラン・シアラーに並ぶ最多記録。そして、プレミア通算161得点は歴代8位だ。
【関連記事】 いま最も過小評価されている名ストライカーTOP5
ラヒーム・スターリングのゴール量産が注目されたものの、最後はアグエロが仕留めるという場面も少なくなかった。無慈悲なまでの決定力は脅威というほかない。
ジェイミー・ヴァーディ(レスター)
33試合18ゴール
最終節前の時点で9位のレスター。今季も得点源になったのは、32歳の快足フォワードだった。
2018年内は6ゴールで彼のシーズンではないかに思われた。だが、シーズン終盤に来て得点を量産。一発で仕留める決定力も健在だ。
また、今季もマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トッテナム、アーセナルからゴールを奪い、ビッグクラブキラーぶりを見せつけた。
4月には5ゴールを叩き出し、プレミアリーグ月間MVPも受賞している。
ラウール・ヒメネス(ウォルヴァーハンプトン)
37試合13ゴール
今季プレミアに復帰したウルヴスは7位と大躍進。28歳のストライカーもその中核を担った。
チーム最多スコアラーであり、リーグでのシュート精度も42%を記録している。
今季プレミアにやってきた新加入選手のなかでも注目度、期待値は決して高くなかったはず。だが、ボックス周辺での知的な動きによって得点を量産し、メキシコの大器がついにブレイクを果たした。
その結果、ウルヴスはベンフィカから完全移籍で彼を買い取っている。
ピエール・オーバメヤング(アーセナル)
35試合20ゴール
サッカー界最速ともうたわれた超速ストライカーはプレミアリーグに完全に馴染んだ。
アレクサンドル・ラカゼット(今季13得点)とのデュオは完全にガナーズの得点源になっており、ウナイ・エメリ監督も2人のコンビはパーフェクトだと賞賛している。
昨年10月には途中出場から2ゴールの離れ業を2試合で達成し、プレミアリーグの月間MVPも受賞。また、ELでも5ゴールを決めており、準決勝進出に貢献している。
ディオゴ・ジョタ(ウォルヴァーハンプトン)
32試合9ゴール
1チームから2人を選ぶのは反則かもしれないし、彼は純粋なストライカーではないうえ、得点数も2桁に満たない。
だが、ヒメネスとともにウルヴスの攻撃を牽引して、7位躍進に多大なる貢献を果たしたのは事実だ。
ユナイテッドを沈めたFAカップでのゴールも鮮烈だった。チームで最も脅威だったのは彼だろう。
泥臭さと抜け目のなさを武器とする22歳のポルトガル人アタッカーは猛威を振るったウルヴスのカウンターアタックのキーだった。