角谷暁子アナ&並木慶プロデューサーが語る「やりすぎ都市伝説」の魅力とは

角谷暁子アナ&並木慶プロデューサーが語る「やりすぎ都市伝説」の魅力とは

5月24日に「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説スペシャル2019春」(テレビ東京系)が放送されます。そこで、インターネットTVガイドでは3週にわたって連載をスタート! 初回では、番組アシスタントの角谷暁子アナウンサー、そして、演出、プロデューサーを務めている並木慶氏へお話を伺いました。

●角谷暁子アナ「都市伝説テラーの皆さんもガラッと変わって、平成生まれとして誇らしい」

──収録お疲れさまでした! 今回の収録の感想からお聞かせいただけますでしょうか。

角谷「令和になって、初めての『やりすぎ都市伝説』なのですが、今までと都市伝説テラーの皆さんもガラッと変わりましたし、新しい『やりすぎ都市伝説』という感じがしました」

──今回の収録で印象に残った方はいますか?

角谷「今回は、霜降り明星の粗品さん! 今回、粗品さんは音楽の話をされるのですが、“笑い”だけではなくて“音楽”にも精通しているんだということにびっくりしました。そして何といっても粗品さんは私と年齢が近いんですよ! 同じ平成生まれとして誇らしかったです。令和になりましたが、平成生まれが頑張っていたと思います!」

──平成生まれの角谷アナも、粗品さんの頑張りを見てパワーをもらえるという感じでしょうか。

角谷「そうですね。『やりすぎ都市伝説』『やりすぎコージー』も大好きでずっと見ていたのですが、今回いらっしゃらなかったケンドーコバヤシさんやサバンナ・高橋茂雄さんが出演されていた時代から、新しい風である粗品さんやゆりやんレトリィバァさんが登場して、先輩方と比べても遜色のない、中身の濃い都市伝説が聞けて面白かったです」

──「やりすぎ都市伝説」は、以前は角谷アナの先輩である大橋未歩さんが長年アシスタントを務めていましたよね。初めて角谷アナへ「やりすぎ都市伝説」の話が来た時はどのような印象でしたか?

角谷「今回で5回目なのですが、最初に話をいただいたのは入社2年目の夏で。その時は大橋先輩がまだ会社にいらしたので、直接お話を伺いました。私はお笑いが好きなのですが、一番言われているのは『芸人さんとお仕事を一緒にしたいんだったら、絶対に芸人さんとは付き合うな』って(笑)。もちろんそれだけではなくて、『とにかく芸人さんをリスペクトして、楽しい時は素直に笑いなさい』とアドバイスをいただきましたね」

──そうなんですね! ちなみに…今「お笑い好き」という話もあったんですが、最近一押しの芸人さんはいらっしゃいますか?

角谷「私は『そろそろ にちようチャップリン』というネタ番組を担当しています。若手の芸人さんが多く出演されるのですが、私がずっと好きだと言い続けているのはジェラードンさん! 男性受けが良いようなコントをされていて、その中でも女性が母性本能をくすぐられるというか、キュンとするような面もあって、女性ファンももっと増えると思います」

──角谷アナのお笑い愛がひしひしと伝わってきました! 最後に、この番組の見どころを教えてください。

角谷「この番組は、子どもの頃に『それ本当かな』とか、みんなでワイワイ言いながら話したうわさ話とか、どこかで聞いた話を、大人になっても大きなスケールで楽しめる番組だと思っています。子どもの頃のワクワク感がある番組ですので、テレビの前で、家族皆さんで見ていただいて、次の日学校とか会社で『あれ見た?』と話題にしていただければと思います!」

●並木慶プロデューサー「このクオリティーの話をどれだけ続けていけるんだろうと、毎回不安と緊張を持ちながら13年間やっています」

──まずは収録の感想からお聞かせください。

並木「面白かったですね。今回は次世代の若い人たちが新たに加わってくれて。M-1チャンピオンの粗品さんやTHE Wチャンピオンのゆりやんレトリィバァさん…ジャニーズからA.B.C-Zの河合郁人さんも登場されましたが、面白いですよね。今まではタブーとされてきたことやベールに包まれていることを話していただけるというのは、ジャニーズも次のフェーズに来ている感じがしました。関暁夫さんがよくおっしゃっている『どんどん次の扉が開いてきている』という話と似ているなと思います」

──初登場の方を多く起用されたことにどのような狙いがあるのですか?

並木「皆さんから感想を聞いていると、結構若い世代や学生が見てくれているんです。なので、若い世代にアプローチするために若いエネルギーが欲しいな、と思った回でもあったんですよね。粗品さんもゆりやんさんも自分の世界観をしっかり持っているじゃないですか。そこで、背景をしっかり持っているからこそできる話を持っている方…と周りを見渡した時に何人か思いついたので、よしやってみよう、となりました」

──河合さんを起用された理由は何でしょうか。

並木「河合さんとは何度か仕事をしたことがあるんです。その際に、エピソードトークで都市伝説のような話をしてくれたので、『これは都市伝説として作品に仕上がるんじゃないかな』と思い、『もう少し濃い目の話を!』と依頼しました」

──たしかにジャニーズの話だと、タイトルにもあるとおり「ウソかホントか分からない」という前提があるからこそできる話もあるかもしれませんね。

並木「そうなんです。『信じるか信じないかはあなた次第です』という魔法の言葉があるので。と、言いながらも、この番組って本当のことの方が多いですもんね(笑)」

──どの都市伝説も証拠が裏付けられている話ばかりです! この先の「やりすぎ都市伝説」はどのような展開を想定されていますか?

並木「最初に『やりすぎ都市伝説』をやり始めたのは、2005年の『やりすぎコージー』のコーナーだったんですよね。その2年後に『やりすぎ都市伝説』の特番を初めて放送するのですが、このクオリティーの話をどれだけ続けていけるんだろうと、毎回不安と緊張を持ちながら13年間やっています。今後は、メディアミックスの時代なので、ネットやイベントとテレビがいろんな形で分厚くなっていければなと。最近では放送前日や当日にLINE LIVEを行っています。最初は告知のために始めたのですが、びっくりするほどの反応があって」

──やはりコアなファンがいらっしゃるんですね!

並木「そうなんですよ。みんな喜んでくれているなという手応えを感じています。熱狂的なファンを作れていますね。ただ、番組ではコアなファン以外の人も満足させなければいけない、というのは課題なんですよ。僕は、一つ一つの都市伝説を作品として捉えているんです。そういう思いが強すぎたのか、よく視聴者から『録画して正座して2回見ます!』と言っていただくことが多くて。『ありがとう! ありがとうだけどリアルタイムでも見てくれる?』と(笑)。すごくうれしいのですが、やはりリアルタイムで見て視聴率も上げていただいた方が成長していきますので、ぜひリアルタイムでも見てください(笑)」

──毎回クオリティーを下げることなく、ドキドキするような都市伝説を披露してくれるからこそ、コアなファンも心して見ているのでしょうね。最後に、今回の見どころを教えていただけますでしょうか。

並木「やはり、粗品さんが自らしっかりと発見してくれた都市伝説は見応えがあると思います。あとは関さんのVTRも楽しみにしていてほしいです。今回はイギリス・ロンドンへ向かうのですが、新しい発見があると思います!」

取材・文/前里有沙(テレビ東京担当)

【番組情報】


「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説スペシャル2019春」
テレビ東京系
5月24日 午後9:00~10:48

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