ダルビッシュ6四球で4回降板 カブスは3連戦スイープ

【マーリンズ1-4カブス】@リグリー・フィールド

カブスは、先発のダルビッシュ有が制球に苦しみ、6つの四球を与えるなど、被安打1、奪三振7、失点1ながら4回97球で降板。しかし、2番手のマイク・モンゴメリーが5回3安打無失点という見事なリリーフを見せ、先発早期降板のピンチからチームを救った。打線は、初回にクリス・ブライアントの7号ソロとアルバート・アルモーラJr.のタイムリーで2点を先制し、2対1と1点リードで迎えた5回裏にはアンソニー・リゾーの10号2ランで2点を追加。4対1でマーリンズを破り、本拠地での3連戦をスイープした。好リリーフのモンゴメリーは今季初勝利(0敗)をマーク。マーリンズ先発のトレバー・リチャーズは5回4失点で今季5敗目(0勝)を喫した。

3勝目を目指して今季8度目の先発登板に臨んだダルビッシュだったが、この試合でも制球難に苦しんだ。初回は2三振を含む三者凡退と上々の立ち上がりとなり、2回表も先頭のニール・ウォーカーに四球を与えたものの、後続3人を打ち取って無失点。3回表は3つの四球を与えたほか、被盗塁2つ、暴投1つと慌ただしいイニングとなったが、二死満塁の場面でウォーカーを空振り三振に仕留め、なんとか無失点で切り抜けた。しかし、4回表は一死からピーター・オブライエンに四球を与え、二死二塁からロセル・ヘレーラにタイムリーを許して1失点。なんとか最少失点で切り抜けたものの、球数が97球に達したため、4回裏の打席で代打を送られ、この回限りで降板となった。奪三振率は10.80と相変わらず高率だが、与四球率8.10は危機的水準。この制球難を克服しない限り、首脳陣の信頼を得るのは難しいだろう。

© MLB Advanced Media, LP.