神鋼「真岡発電所」が試運転

1号機、10月にも本格稼働

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1号機で試運転が始まった真岡発電所=9日午後、真岡市鬼怒ケ丘1丁目

 神戸製鋼所子会社のコベルコパワー真岡(真岡市鬼怒ケ丘1丁目)は9日までに、真岡市の真岡第5工業団地で建設を進めている国内初の本格的な内陸型火力発電所「真岡発電所」の試運転を始めた。二つの大規模発電設備のうち、1号機が早ければ10月にも本格稼働する予定。2号機は来年3月末までに稼働を目指している。

 ガスタービン発電と蒸気タービン発電の長所を組み合わせた最新鋭の設備となる。発電規模は夏場の県内最大電力需要の4割に相当する計約125万キロワット。

 東京ガス(東京都)から燃料の都市ガスを調達し、発電した電力を同社へ供給する仕組み。本県を含めた首都圏の電力安定供給の一翼を担うことになる。

 設備は2016年6月に本格着工し、1号機は主要な建屋や設備がほぼ完成した。今年10~12月の間に予定する本格稼働に向け、今月7日から1号機のガスタービンを動かし始めたという。

 試運転については8日の真岡市議会議員協議会で報告された。同市によると、今月下旬から6月上旬の10日間程度、1日当たり20~30回ほどの頻度で敷地内から高さ約100メートルの蒸気が放出され、配管の影響で蒸気に色が付くことが予想されることや、地域住民や学校などに対し周知もしていることなどが説明された。

 コベルコパワー真岡の担当者は「稼働時期も明確になってきた中、引き続き工事の安全に万全を期して緊張感を持って進めていく」と説明している。