奥様方から嫌われる演技を

藤竜也が倍賞と夫婦役

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 漫画家西炯子さんの人気作品を実写化した映画「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」の公開初日舞台あいさつが東京都内であり、俳優の倍賞千恵子、藤竜也らが登場した。

 3人の子どもが巣立ち、晩年を1匹のネコと暮らす夫婦の物語。亭主関白な夫に明るく尽くしてきた妻を倍賞、無口で頑固、家では何もしないという絵に描いたような昭和の男を藤が演じた。

 藤は「撮影中ずっと『日本中の奥様たちから嫌われるよう演じてください』と、監督に言われていました」とあいさつ。倍賞は「本当の藤さんは、奥様をとても大切にしていて、いつも『ありがとう』とおっしゃっています」と明かした。

 夫婦に波風を起こす女性役として、昨年死去した星由里子さんが出演。映画は星さんの遺作となった。倍賞は「背筋がぴーんとしていて、『ああ、スターはこうあるべきなんだわ』と思いました。お芝居もすごくかみ合って楽しかった」と語り、藤も「せりふにキャリアから来る重さと優しさを感じました」と振り返った。

 他に市川実日子、小市慢太郎、西田尚美、小林聖太郎監督が出席した。