【わたしの働き方改革Vol.1】好きなことでダブルワークという働き方

働き方改革

少子高齢化による生産年齢人口の減少や労働環境の問題などを解決し、一億総活躍社会を実現すべく取り組まれている「働き方改革」。

厚生労働省は働き方に関する様々な施策を打ち出し、企業側も努力をし、社会にとっても個人にとっても、生産性があがり、働きやすい世の中になることが期待されています。

しかし、社会が変わることを待つだけではなく、自分自身も働き方について考え、より幸せになれる方法を見つけだすことも大切です。

今回は、正社員フルタイムCAからフリーランスへ転身し、現在は好きな仕事でダブルワークをしている、わたし自身の働き方改革について、ご紹介させていただきます。

 

正社員フルタイムCA時代

四年制大学を卒業後、中学時代から憧れ目標としていたCAになることができたのは、人生最大の喜びといっても良いくらい幸せなことでした。

まずは国内線から乗務をスタート。

2年後には国際線乗務デビューし、ビジネスクラスも担当させていただきました。

世界中を飛び回り、たくさんのお客様と出会いました。

とにかくわたしは仕事が大好きで、ずっと同じ会社でCAとして働き続けるものだと思っていました。

しかし、4年目に入った頃から働き方に関して疑問を持つようになってきたのです。

国際線機内業務でできることが増えると、必然的に国際線のアサインも増え、その頃は月のフライトのほとんどが国際線になりました。

そこで不規則な生活や時差、外食の続く毎日に「こんな生活を続けても良いのだろうか」と思うようになったのです。

 

 

健康的な生活に焦点を当てた方向転換

「健康的な生活がしたい」と思い、少しずつ健康の基盤である食に興味を持つようになりました。

以前からダイエットなどで最低限の知識は学んでいましたが、より深く勉強し、いつか食に関する仕事に就いてみたいと漠然と思うようになりました。

幸運にも通っていた料理教室で「講師にならないか」と声をかけていただき、CAの仕事は好きでしたが思い切って転職することにしました。

自分でも予想外の展開でした。

 

 

食のプロを目指して

大手料理教室で講師の仕事をしながら、自宅パン教室をオープン。

フリーランスという働き方を選んだことで、収入はCAの時より減ったものの健康的な毎日を送れるようになりました。

なんと言っても好きなタイミングで休みがとれることが嬉しかったです。

ちょうど一年経った頃栄養士という仕事に興味を持ち、料理教室を退職して専門学校に通うことを決意。

そこから今年の3月までの2年間、昼間部の栄養士養成専門学校に通い、この春栄養士免許を取得しました。

 

 

 

学業と仕事の両立

実は専門学校1年生の秋、外資系航空会社のCAの仕事をご紹介いただき、月の数日だけフライトをしながら学校に通っていました。

一見不規則な生活に逆戻りしたように思えるかもしれません。

しかし、わたしにとってフルタイムから仕事を減らしたことで、無理のない範囲で楽しみながら働ける環境を得ることができました。

もちろん学業との両立は大変なこともありましたが、自分がやりたいことができる生活に満足していました。

フリーランスだからこそ実現できた生活スタイルだと思います。

 

 

幸せ度が上がった現在

この4月からは外資系CAとして働きつつ、栄養士としての仕事も始めました。

どちらが本業かはさておき、自分の好きな2つの仕事を同時にできることは幸せなことだと感じます。

さらに月の労働時間は新卒当初の約半分になり、家族や趣味の時間も確保できています。

ダブルワークということもあり、おかげさまで収入も安定しています。

社会人9年目の今が、わたしにとって一番良い働き方ができているように思います。

 

 

自分の人生だからこそ、時には改革も必要

時代の変化に伴い、個人の生活スタイルや働き方も変わってきています。

今はリモートワークやダブルワークなどを取り入れる企業も増え、それぞれが働き方を選べる時代です。

自分がどんな生活を送りたいのかをよく考えて、より自分らしい働き方を選んでみてはいかがでしょうか。

参考になれば幸いです。

 

© シーエーメディアエージェンシー/ハニーコミュニケーションズ