長崎県県北振興局は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産がある自治体のうち、管内の佐世保市と平戸市、北松小値賀町の魅力をPRするリーフレット(カラーB3判の四つ折り)を製作した。
構成資産の歴史を解説するとともに、地域の特産品や体験型観光プログラムなどを紹介し、交流人口拡大につなげる狙い。東彼東彼杵町在住のイラストレーター、にしむらかえさんの柔らかなタッチの水彩画を挿絵に採用した。
このうち、構成資産「野崎島の集落跡」がある小値賀町のページでは、潜伏キリシタンが移住した経緯や旧野首教会の歴史などを解説。小値賀本島の印刷事業者による活版印刷体験や、地元で水揚げされたイサキを使った棒ずしなど、魅力を伝えている。
2千部を発行し、2市1町の観光案内所などで無料配布。同局商工観光課は「構成資産を身近に感じるきっかけにしてほしい」としている。
県北のキリシタン関連遺産 水彩画リーフレットでPR
- Published
- 2019/05/11 00:03 (JST)
- Updated
- 2019/05/11 11:01 (JST)
© 株式会社長崎新聞社