逆光ノイズが鬱陶しくて【私鉄に乗ろう82】東武桐生線 その3(12)

藪塚駅名標。1913年(大正2年)開業。駅の北に西山古墳があって6世紀頃の前方後円墳で周囲には古墳群がある様です。その北に藪塚温泉があって旅館が5軒と温泉神社があります。新田義貞の秘湯という看板が駅前に立っています。2004年の温泉偽装問題でメディアにも登場したそうです。

群馬県に古墳が多いというのは知りませんでした。約1万基あったそうです。太田駅の東には5世紀前半に作られた東日本最大の太田天神山古墳があります。

沿線では山が色づいていました。

山々が近づいてくる感じです。

駅予告票?グリーンの縁取りです。

3.2kmで阿左美駅。単式ホームがカーブしてます。ホーム中程に待合室の様に見えます「阿左美縄文式文化住居跡」があります。

駅名標。桐生線開業時に阿左美駅は設置されませんでした。1937年(昭和12年)開業。1954年(昭和29年)ホーム拡張工事中に縄文時代の住居跡が発見され発掘調査後県史跡に指定。昭和40年代には赤字を理由に駅の廃止が取り沙汰されましたが周囲の自治体の反対陳情で収まった様です。

駅の北にある阿左美沼には桐生競艇場があります。

このカットは好きです。山に向かいますが線路は跨線橋の下、勾配を下ってゆきます。こーいう写真があると、また前面展望を撮りに行こう!という気分になります。

1.7kmで新桐生駅。ホームが左にカーブしてます。

逆光ノイズが鬱陶しくてすみません。単式ホームと島式ホームの2面3線ですが、島式ホームの外側の線路は明らかに錆びていて使われていない感じです。ホームにも柵が設けられています。

駅名標。1913年(大正2年)開業。島式ホームの外側は壁が作られています。魅力的な駅舎があるので降りて撮影すればよかった、と後悔先にたたず。JR両毛線の桐生駅は北東に2km以上離れています。

では、【私鉄に乗ろう 82】東武桐生線 その4(13) に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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