石木ダム建設中止を 川棚町議選 トップ当選・炭谷さんら長崎県に申し入れ

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浦瀬課長(右)に申し入れ書を手渡す炭谷代表=県庁

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設予定地の反対地権者らでつくる「石木ダム建設に反対する川棚町民の会」は10日、県庁を訪れ、建設中止を求める申し入れ書を県に提出した。炭谷猛代表が4月の同町議選でトップ当選したことを受け、同会は「町民の民意がはっきり示された」と県側に迫った。
 申し入れ書では、町議選で建設反対を訴えた候補者の合計得票数(1100票)が、賛成を主張した候補者の得票数(416票)を上回ったと指摘。町議選の結果について「町民の圧倒的な意思はダム反対」とし、建設計画の撤回を求めた。
 同会のメンバーや有志ら約20人は同日朝、出勤する県職員に建設反対を訴える文書を配布。その後、中村法道知事宛ての申し入れ書を浦瀬俊郎県河川課長に手渡した。浦瀬課長は「町議会の構成が大きく変わったとは認識しておらず、工事を白紙撤回することはできない。申し入れ内容は確実に知事に伝える」と述べた。
 参加者からは「もっと結果を重く受け止めるべきだ」「知事の考えを文書で示してほしい」などと求める声が上がった。炭谷代表は「政治的判断が求められる時期。知事の勇断を期待したい」と話した。