視点変えた鑑賞を 生野徳三個展始まる【大分県】

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アートプラザで始まった生野徳三作品展。鑑賞者に作品の説明をする生野徳三さん(右端)=11日、大分市荷揚町

 大分市の竹工芸家、生野徳三さん(77)の作品展(大分合同新聞社後援)が11日、大分市のアートプラザで始まった。入場無料。23日まで。

 2001年以来の個展で、日展出展作品を中心に約30点を展示。今年、建築界のノーベル賞「プリツカー賞」を受賞した磯崎新さん(同市出身)が設計したコンクリート打ちっ放しの空間に並べ、さまざまな角度から作品を鑑賞できるように工夫されている。

 生野さんは竹工芸を芸術の域まで高めた人間国宝の故生野祥雲斎さんの長男。1979年の日展で初入選して以降、毎年入選を続けていて、98年には特選を受賞している。海外での評価も高く、作品は米国メトロポリタン美術館などに所蔵されている。

 生野さんは「その時々で一生懸命作ってきたが、並べてみるとやり残したことがまだあると感じた。芸術はゴールがないので、これからも悩みながら新しい造形に取り組みたい」と話した。