今度は銭湯アイドル・湯島ちょこさんにパクリ疑惑 大型掲示板5ちゃんねるで活発に議論

トゥギャッターされ騒動に……

今年4月頭、銭湯絵師見習い騒動で一躍知名度が急上昇した銭湯アイドルの湯島ちょこさんに、パクリ疑惑が浮上しています。

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発端は、4月28日、大型掲示板5ちゃんねるへのこんな書き込み。

2018年7月29日に配信した湯島さんのシングル曲『CONTINUE』のジャケットに描かれた、背景のドット絵について、

<このドット絵の配布元分かる人いる?
色味変えたり人物やシンボルを隠す構図にはなってるけどそのまま使ってる。
商用利用可の素材とかなら問題ないと思うんだけど誰かの作品だったりするかな?>

と、ひとりのユーザーが疑問を投げかけました。
ジャケットには、RPGの世界のようなドット絵を背景に、男子学生とカバン、イス、本やノートが描かれています。

このイラストは湯島さん自身が作成当時の同年7月23日から27日にかけて描き、その過程をSNS上で逐一報告。男子学生のラフから、学生周りの小物、色ぬりなどの作業過程をアップし、最終的に背景のドット絵に重ね合わせたところで、<ジャケットできました>としていました。

なぜ5ちゃんねらーが疑惑を持ったのかというと、

実は銭湯絵師見習い騒動の初期段階で勝海麻衣さんの影に隠れつつ、すでに湯島さんにもいくつかのパクリ疑惑が浮上していたからです。

たとえばーー、
自身のオリジナルグッズである缶バッチが、映画『テルマエロマエ』の小道具であるポスターを、少しいじったようなものだったり。
(湯島さんは、<これは50年以上前に書かれてて著作権切れてるので大丈夫です でも映画の小道具だった場合は謝罪が必要ですね><模写は悪いことでないですし 作者に許可を取ったり筋を通せばそれはオマージュと言われるものです>と解説)

同様にオリジナルグッズの富士山が描かれたブランケットが、銭湯絵師の中島盛夫さんのペンキ絵と似ていたり。
(湯島さんは、<全く同じ絵にして売ったら流石にどうかと思いますが島の配置とか変えてますし そもそもペンキ絵の富士山の絵ってそんなにモチーフ多くないですしほとんどの絵が似通ってて 一般人から見たらどれも同じに見られちゃうと思います><中島さん本人に中島さんの絵が素敵なのでめっちゃ参考にして描きました!って言ってますし 銭湯ナイトでも商品にして飾っていましたが 中島さんに褒められてますしその技術を認められてます>と、盗用ではない旨を解説)

などがありますが、どれも勝海さんのように話題になることはありませんでした。

それは湯島さんから、

<私は創作元に筋通す 創作元をリスペクトするし 間違えたらちゃんと謝れる なにもかもないがしろにして 創造も尊厳も踏み潰す 勝海麻衣さんとは違う>

といった誠意がにじみ出ているからかもしれません。

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さて、疑問を投げかけた5ちゃんねらーは30分後に自身で元画像を発掘したことを報告します。

<とあるグラフィックデザイナーが商業雑誌の挿絵に描いたらしい画像 挿絵用に作成した画像だからこのドットがフリー素材という線は薄い 仮にフリー素材だったとしてもそれらを組み合わせて作成されたこの画像そのものに著作性がある 必要ならソースも貼る>

というのです。同ユーザーはすぐにツイッターに検証用アカウントを作成し、元画像と湯島さんCDジャケットの背景画像をアップ。すると、背景画からは、元画像に描かれていたドラゴンや人物が消されていることも判明し、双方の画像を重ね合わせると、一致することもわかりました。

検証された画像(Twitterより)

さらに同ユーザーが、
<作者にもコンタクト送った>
と書き込むと、ほかユーザーも、
<ドット絵の人素人でも素材屋でもなくポケモンのTシャツとかデザインしてる歴としたフリーランスデザイナーじゃん>
<ドットのやつは言い逃れ出来なくない? トレパクどころか完全に盗用してんじゃないの?>
と反応することに。

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そして5月7日、上記ユーザーが、元画像の製作者から連絡があったことを報告。

製作者からは、

・当方が作成した画像で間違いない
・使用連絡ももらっていないし、もちろん使用許可も出していない
・過去にも別件で同様の無断使用を経験しており、対応に時間と気力を割くため慎重に対応したい

といった内容の返信があったといいます。
また、自身が<描いた>としていた小物のイラストも、フリー素材をコピー&ペーストして一部加工したものだということも判明しましたが、同素材は加工OKなので、咎めることはできません。

こうした5ちゃんねる界隈の動きに対し湯島さんは、

『これからもアンチの人達は一生一生懸命私のことを追うんだろうなぁ』

『それが君たちの生きがいなら良いけど』

と、明言せずに大人な態度を匂わせるのでした。
そんなことをしたら勝海さんのような一大騒動に発展しそうなものですが、現時点でまったく炎上していない模様。飽きっぽい世間にとってみたら、“終わったこと”なのかもしれません。(文◎春山有子)

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