ハミルトンが最速。ラッセルのスピンで赤旗終了【タイム結果】F1第5戦スペインGP フリー走行3回目

 5月11日に行われた土曜フリー走行3回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは7番手。ピエール・ガスリーは14番手となっている。

 現地時間12時から始まったFP3は、曇り模様で気温21℃、路面温度28℃のなかスタートした。

 ガスリーは金曜日まではスペック1の金曜日用パワーユニットを使用していたが、今日からはスペック2を使用する。FP1でオイル漏れトラブルに見舞われていたフェルスタッペンは、FP2からスペック2のパワーユニットに交換している。

 開始10分でまずは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分18秒925でトップタイム。2番手はチームメイトのシャルル・ルクレール。ベッテルはその後、ソフトタイヤで1分18秒255までタイムを縮めている。

2019年F1第5戦スペインGP FP3セッション序盤にセバスチャン・ベッテルがスピン

 15分経過したところで、15コーナーのシケインの飛び込みでベッテルがスピン。幸いどこにも接触することはなくピットに戻ることができた。

 20分経過時にターン5でメルセデスのバルテリ・ボッタスがスピンアウト。グラベルに捕まり脱出できず、赤旗が提示。すぐにマシンは回収されセッションが再開された。

 35分経過時点で、ミディアムタイヤのハミルトンが1分17秒655のタイムでトップに浮上。ソフトを履いた2番手ベッテルに対しコンマ6秒もの差をつけている。

 フェルスタッペンは1分18秒662で4番手、7番手ガスリーは1分18秒873。

 40分経過時点でソフトを履いたトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが1分18秒603で4番手に浮上。チームメイトのダニール・クビアトは1分18秒865で8番手の位置。

 セッション序盤に赤旗の原因となったボッタスだが、マシンがピットまで運ばれ無事にコースイン、1分17秒291で2番手タイムをマークしている。

 セッションが後半に入り各車アタックを開始、ルクレールがソフトでトップタイムをマークするも、すぐにハミルトンが1分16秒568を叩き出しトップを譲らず。

 セッション残り5分を切ったところでジョージ・ラッセルがスピンアウト。ウォールに接触し赤旗提示となってしまった。

 このままセッションは終了し、トップタイムはハミルトン、2番手ルクレール、3番手ボッタスという結果となった。

■2019年F1第5戦スペインGP フリー走行3回目 リザルト

Pos No. Driver Team Time Laps

1 44 L.ハミルトン メルセデス 1’16.568 14

2 16 C.ルクレール フェラーリ 1’17.099 16

3 77 V.ボッタス メルセデス 1’17.123 9

4 5 S.ベッテル フェラーリ 1’17.172 15

5 8 R.グロージャン ハース 1’17.192 15

6 20 K.マグヌッセン ハース 1’17.530 15

7 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’17.558 12

8 23 A.アルボン トロロッソ・ホンダ 1’17.864 16

9 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’17.969 17

10 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’18.003 17

11 26 D.クビアト トロロッソ・ホンダ 1’18.105 17

12 27 N.ヒュルケンベルグ ルノー 1’18.350 17

13 11 S.ペレス レーシングポイント 1’18.656 12

14 10 P.ガスリー レッドブル・ホンダ 1’18.693 12

15 18 L.ストロール レーシングポイント 1’18.734 16

16 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’18.740 14

17 3 D.リカルド ルノー 1’18.974 14

18 4 L.ノリス マクラーレン 1’19.007 14

19 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’19.421 16

20 88 R.クビサ ウイリアムズ 1’20.570 18

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