「LGBT弁護士」岡山で講演 多様な性を認め合う社会の実現を

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LGBTへの理解を深めた県民集会

 性的少数者(LGBT)をテーマにした岡山弁護士会主催の憲法記念県民集会「知ってる? LGBT―多様な性を認め合う社会を目指して」が11日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールであり、同性パートナーと大阪市で法律事務所を立ち上げ「弁護士夫夫(ふうふ)」として活動する南和行弁護士が講演した。

 南氏は、自身の体験や弁護士として関わった例を紹介しながら、同性愛者や心と体の性が一致しない人などLGBTの多くが「家族が壊れたり、いじめに遭ったりすることを気にして周囲に言えず悩んでいる」と強調。各種制度が、出生時の性別に違和感がない「シスジェンダー」の人たちを前提にできていることが要因の一つと指摘した。

 その上で「今まで当たり前と思っていたことについてちょっと視点を変え、自分と違う人もいるんだと分かってほしい」と訴えた。

 南氏やLGBTに詳しい岡山大大学院保健学研究科長の中塚幹也教授、当事者らによるパネルディスカッションもあり、市民ら約260人が聞いた。