「沖縄ナイチンゲール」眞玉橋ノブさんの遺族らがサイト公開

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 沖縄の看護医療の発展に尽くした眞玉橋ノブさん(1918~2004)の功績を通じ、沖縄戦や看護の歴史を広く伝えようと、眞玉橋ノブ研究所(那覇市首里金城町)は12日、公式ウェブサイトを公開する。「沖縄ナイチンゲールプロジェクト」として今後、絵本制作や講演などの活動をしていく。 ノブさんは沖縄戦で沖縄陸軍病院第二外科婦長として傷病兵を看護。戦後は、看護師の育成と保健医療の発展に尽力し、1985年に看護師の最高栄誉とされるフローレンス・ナイチンゲール記章を県出身者で初めて受章した。

 同研究所はノブさんの妹の孫で、養子の眞玉橋加奈子さん(44)と、加奈子さんの姉の松岡由香子さん(46)が2017年11月に設立し、共に代表理事を務める。看護の日に合わせ、今月12日のサイト公開を決めた。

 ノブさんと同居していたという加奈子さんと由香子さん。「看護の現場では厳しかったようだが、家では口数が少ないにこにこした優しいおばあちゃんだった」と振り返る。

 今後はサイトの多言語化や展示会の開催、戦跡巡りなどを予定する。美しいものを見ると良い効果があるとの考えから、写真家仲程長治さんの作品のレンタルや販売なども予定する。将来的には看護学生への奨学金制度、ミュージアムの開館も目指す。

 2人は「ノブと生活を共にし、平和や命の尊さだけでなく看護の大切さも身近に感じて育った。功績を分かりやすく伝え、新しい形で発信していきたい」と話している。公式サイトはwww.mothernurse.jp