地下アイドル沼にハマったOLの運命は…森下佳子がオタクの物語を紡ぐ

NHK総合では、7月27日に連続ドラマ「だから私は推しました」(土曜午後11:30)をスタートする。「よるドラ」枠の第3弾となる同作は、SNSで「いいね!」を獲得することに全力を注ぐアラサーのOL・遠藤愛(桜井ユキ)が、さえない地下アイドル・栗本ハナ(白石聖)と出会って“オタク沼”にハマり、人生が狂い始めていくストーリーを描く。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主直虎」などで知られる森下佳子氏が手掛ける。

「よるドラ」枠では、ゾンビを題材にした第1弾「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(2019年1月期放送)、ゲイと腐女子の青春を描いた第2弾「腐女子、うっかりゲイに告る。」(19年4月期放送)と“NHKらしからぬドラマ”が話題となったが、今作も地下アイドルと女オタクをテーマにした意欲作となる。

数々の人気ドラマを手掛けてきた脚本の森下氏は「『若い人の若い人たちによる若い人たちのためのドラマを!』。そんなことを目標に頑張りたいというこの『よるドラ』枠。正直、『そんなところにこんなおばはんが…』となかなか戸惑ったこのお誘い。しかしながら、『地下アイドル』と『女オタ』『自己承認欲求』というモチーフはいかにも今っぽく、その奥に横たわる『青春』というテーマはすこぶる普遍的。つまり、とても魅力的。聞けばプロデューサー(高橋優香子氏)はNHKで一番若い人だというし…。『ここは足して2で割って若手に入っちゃえ!』と開き直り、厚かましくも関わらせていただくことになりました」と意気込みを明かしている。

同作には桜井、白石のほか、細田善彦、松田るか、笠原秀幸、田中珠里、松川星、天木じゅん、澤部佑、村杉蝉之介らが出演する。

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