コントレラスがサヨナラ弾 カブス延長15回の熱戦制す

【ブリュワーズ1-2xカブス(延長15回)】@リグリー・フィールド

ブリュワーズとカブスによるナ・リーグ中部地区首位攻防3連戦の第2ラウンドは、メジャーリーグ史上最多タイとなる10度の併殺が完成するなど、両軍投手陣の粘り強いピッチングにより延長15回までもつれる熱戦となった。5回表にエルナン・ペレスの4号ソロでブリュワーズが先制し、カブスはその裏にアルバート・アルモーラJr.が同点のタイムリー二塁打。試合は1対1の同点のまま延長戦に突入し、延長15回裏にウィルソン・コントレラスがブリュワーズ7番手のバーチ・スミスから10号ソロをレフトスタンドへ叩き込み、熱戦に終止符を打った。

ブリュワーズがザック・デービーズ、カブスがコール・ハメルズの先発で始まった一戦は、デービーズが7回途中6安打1失点、ハメルズも7回3安打1失点の好投を披露。8回以降は両軍とも走者を出しながらもなかなか得点につなげられず、膠着状態が続いた。最終的には、カブス8番手のタイラー・チャットウッドが3つの四球を与えながらも4回無安打7奪三振無失点の好投を見せた一方、ブリュワーズ7番手のスミスは4イニング目に突入した延長15回裏に力尽き、コントレラスにサヨナラアーチを被弾。前日の完敗の借りを返したカブスが、ナ・リーグ中部地区の単独首位に浮上した。

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