ハミルトンの予選大敗の要因をチームが説明「黄旗に端を発したバッテリー問題が影響」:メルセデス F1スペインGP土曜

 2019年F1スペインGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手だった。

 ハミルトンの予選タイムは1分16秒040で、チームメイトのバルテリ・ボッタスのポールポジションタイムより0.634秒も遅かった。

 チーム代表トト・ウォルフは、これほどの大差がついた理由のひとつとして、ハミルトンはバッテリーが十分にチャージされていない状態でQ3に臨まなければならなかったと述べている。

 チームは以下のように説明している。ハミルトンはイエローフラッグが出たことでQ2最後のランを中止してピットに戻った。それによってバッテリーをリチャージするためのクールダウンラップを走れず、Q3を迎える段階でバッテリーが完全に充電された状態ではなかった。そのため、Q3のアウトラップでチャージするようハミルトンを早めにコースに送り出したが、それによって彼は渋滞に引っ掛かり、理想的なアタックができなかったということだ。Q3ではほとんどのドライバーが2回目のランではタイムを更新することができなかった。

2019年F1第5戦スペインGP ポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタスと2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=2番手
 今日の僕は速さが足りなくて、マシンのポテンシャルをフルに引き出すことができなかった。週末中、マシンにずっと悩まされてきているから、細かい部分を調査し、どうすればペースを改善できるかを探り出し、取り組みを続けなければならない。

 バルテリ(・ボッタス)は良い予選を走り、ポールポジションに値する素晴らしい仕事をした。

 ロングランペースはよさそうだから、明日も強さを発揮できるといいね。今季これまでのところ、スタートはうまく決まっている。このコースはオーバーテイクが簡単ではないので、明日のスタートもうまくいくことを願っているよ。

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