長崎県諫早市内の市立中学校で活動している生徒会の代表らが10日、諫早市役所に集まり、いじめ防止などのテーマについて話し合う「連合生徒会」(市教委主催)が開かれた。14校から42人の生徒が出席。積極的に意見を交換した。
各校の生徒会が連携し、学校の課題解決につなげようと毎年開いている。今年は郷土愛を育もうと、県の「ふるさとの未来を担う高校生育成事業」の指定校になっている県立諫早商業高の生徒会役員17人も初めて参加し、中学生に助言した。
中学生と高校生は7グループに分かれ、グループごとに「いじめの防止・根絶」などのテーマを決めて話し合った。「諫早市のために私たちができること」をテーマに議論したグループでは、「プルタブやペットボトルのキャップ回収」などの意見が出た。
市立森山中生徒会副会長の福田真子さん(15)は「高校生の先輩方のリーダーシップや生徒会活動への助言がとても参考になった。学んだことを学校に持ち帰って生かしたい」と語った。