煽り運転被害に最も遭いやすいのは「軽の女性」|危険運転の調査結果で明らかに

「危険運転と怒りに関するアンケート調査」 岡山トヨペット「交通事故ゼロ・プロジェクト」

「危険運転と怒りに関するアンケート調査」結果を公開

岡山トヨペットは、同社が取り組んでいる交通事故ゼロ・プロジェクトの第6弾として「危険運転と怒りに関するアンケート調査」(出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会)の結果を特設サイト上で発表した。

車を運転する20代から60代の男女420人を対象に行った2018年5月の調査によると、約8割の人が危険運転の被害を経験していることが明らかになった。

また被害に遭いやすいのは「軽自動車または小さめの車に乗る機会の多い女性」である可能性が浮かび上がる結果となった。

危険運転の被害について

被害に遭いやすいのはどんな車?

「危険運転と怒りに関するアンケート調査」 (出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会)
「危険運転と怒りに関するアンケート調査」 (出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会)
「危険運転と怒りに関するアンケート調査」 (出典:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会)

■運転中、周りの車に危険な運転をされたことがあるか?

「ある」76.2%

「ない」24.0%

あおり運転や急な割り込みなどの危険運転について、およそ4分の3の回答者が実際に被害に遭った経験があると答えた。

■危険運転などの被害に遭った状況は?

1位「速度を落として運転をしていたとき」(43.9%)

2位「軽自動車または小さめの車に乗っているとき」(39.2%)

被害に遭った状況を詳しく見ると、速度を落としていたときに後続車からあおられたという回答が最も多かった。

それに次いで多かったのが「軽自動車または小さめの車に乗っているとき」という回答。その男女割合を調査したところ、回答した人の半数が女性ということも同時に判明した。

このことから、運転中にあおり運転などの危険運転の被害に遭いやすいのは、速度を落として運転をしているドライバーはもちろん、軽自動車や小さ目の車に乗る機会の多い女性であるというショッキングな事実が明らかになった。

運転中のイライラの原因は?

■運転中イライラしてしまう状況は?

1位「前の車の速度が遅いとき」(74.7%)

2位「渋滞にはまったとき」(59.1%)

3位「蛇行運転など、後ろの車からあおられたとき」(52.0%)

4位「クラクションを鳴らされたとき」(34.8%)

このことから、前を走る車の速度に加え、蛇行運転やクラクションなど他の車からあおられた時に怒りを感じやすく、ロードレイジを生む可能性が高いということが判明した。

ロードレイジ(ROAD RAGE)とは

「危険運転と怒りに関するアンケート調査」 岡山トヨペット「交通事故ゼロ・プロジェクト」

ロードレイジとは、自動車走行中の追い越しなどに対してあおり運転や進路妨害などのドライバーの報復行動を指す。

アメリカでは 30年以上も前から社会問題になっており、日本でもあおり運転検挙数が7000件以上(2016年となるなど、大きな社会問題となっている。

イライラと上手に付き合う方法

今回のプロジェクトでは上記アンケート結果のほか、あおり運転が引き起こされるまでの加害者と被害者の心理的な描写を表現したアニメーション「STOP ROAD RAGE」や、あおり運転の被害者・加害者にならないために、日本アンガーマネジメント協会が提供する怒りの感情と上手に付き合う心理トレーニング法「アンガーマネジメントテクニック」も公開している。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会からのコメント

ロードレイジは日本ではまだまだ認知度が高いとは言えない状況です。その一方であおり運転、危険運転などを含むロードレイジの摘発件数は右肩上がりに増えています。

弊会としてロードレイジを撲滅したい思いの下、様々な活動をしてまいりましたが、今回、岡山トヨペットと一緒に啓発活動をできることを非常に喜ばしく思っています。

動画では、ロードレイジが何の前触れもなくやってくる身近に潜んでいる危険であることを改めて感じていただくことができるのではないでしょうか。今回のプロジェクトをきっかけに多くの人にロードレイジの危険性が伝わることを期待しています。

【動画】怒りは、速度で、凶器に変わる STOP ROAD RAGE(岡山トヨペット公式動画 90秒)

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