プレミアリーグ6位でシーズンを終えたマンチェスター・ユナイテッド。
最後は6試合勝ちなしと大失速し、失意の1年となってしまった。
ここでは、『sportskeeda』による「ユナイテッドがこの夏に現金化すべき3選手」を見てみよう。
アントニ・マルシャル
23歳、フランスFW、2024年までの契約
今季、このフランス人スターは気まぐれだった。一定しないパフォーマンスのせいで起用されたりされなかったりを繰り返すはめに。
マルシャルがこのポジションにおいて最も才能ある若手選手であることに疑いはない。だが、その姿勢とワークレートには疑問が残る。
ユナイテッドが必要とする類のアタッカーにはいまだに成長できていないのだ。
オレ・グンナー・スールシャール監督就任後は一瞬生まれ変わったように見えたのだが、1月に契約を更新すると突如調子がガタ落ち。
試合前の練習で棒立ちしている姿が話題になり、指揮官からは他の選手たちの面前で叱責されたとも。
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市場価値は、5000~6000万ポンド(71~85億円)ほど。その若さとポテンシャルを考えれば、引く手はあまただろう。
ダビド・デ・ヘア
28歳、スペインGK、2020年までの契約
今季はユナイテッド加入後、最も多くの失点を喫してしまったデ・ヘア。
最後の10試合において、自身がいまだに世界最高のGKであるというところを見せるシーンはほとんどなかった。
バルセロナ、チェルシー、シティ、エヴァートン戦では、心構えが整っていないことを露呈。特にカンプ・ノウでのミスは悲惨だった。
新契約でアレクシス・サンチェス級の給与を求めているというが、その将来はグラついている。
この数か月で市場価値は目減りしているので、6000~7000万ポンド(85~99億円)ほどで売れるならそうしたほうが賢明だろう。
ポール・ポグバ
26歳、フランスMF、2021年までの契約
全てのお話がハッピーエンドになるわけではない。
2016年にポグバが電撃復帰した際、ユナイテッドに栄光の日々が戻ってくることが期待された。だが、ピッチ内外での意味において、当時世界最高額だったあの移籍は正当化されていない。
それでも、今季はスタッツ面でキャリアハイを記録しており、市場価値は高いままだ。
この夏にレアル・マドリーへ移籍し、ジネディーヌ・ジダン監督とともに働くことになると噂されているポグバ。8000万ポンド(114億円)ほどで売るには、ユナイテッドにとっていいタイミングだろう。そうすれば、その資金を夏の移籍市場で使うこともできる。
ユナイテッドは来季のCL出場権を逃していることも移籍を推進しうるが、ミーノ・ライオラ代理人への処分がどう出るか…。