カブスが首位攻防3連戦勝ち越し バイエズ決勝打

【ブリュワーズ1-4カブス】@リグリー・フィールド

ブリュワーズとカブスによるナ・リーグ中部地区首位攻防3連戦の第3ラウンドは、ブリュワーズ先発のヨーリス・チャシーンが6回6安打2失点(自責点1)、カブス先発のジョン・レスターが7回途中9安打1失点(自責点0)と安定したピッチングを見せ、ロースコアの接戦となった。初回にカブスがウィルソン・コントレラスのファーストゴロの間に先制し、4回表にブリュワーズはヘスス・アギラーが同点タイムリー。しかし、カブスは5回裏にハビアー・バイエズのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功し、7回裏には2番手のエイドリアン・ハウザーからクリス・ブライアントが8号2ランを放って試合の行方を決定づけた。

レンジャーズとの開幕カード3連戦を1勝2敗で負け越し、続くブレーブス3連戦では被スイープ。その次のブリュワーズ3連戦も1勝2敗に終わり、開幕9試合で2勝7敗という最悪のスタートとなったカブスだが、その後は「地区優勝最有力候補」に相応しい戦いを見せている。パイレーツ3連戦で今季初のカード勝ち越し(2勝1敗)を記録すると、1勝1敗のエンゼルス2連戦を挟んで、そこから対マーリンズ(3連勝)、対ダイヤモンドバックス(2勝1敗)、対ドジャース(2勝1敗)、対ダイヤモンドバックス(2勝1敗)、対マリナーズ(2勝0敗)、対カージナルス(3連勝)、対マーリンズ(3勝1敗)、対ブリュワーズ(2勝1敗)と8カード連続の勝ち越し。地区2位のブリュワーズに2ゲーム差をつけて首位に立っただけでなく、勝率.632(24勝14敗)はナ・リーグ最高となっている。ナ・リーグ中部地区は4球団が勝率.537以上というメジャー屈指の激戦地区だが、主役は今季もカブスということになりそうだ。

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