データ・テックと東海理化が業務協力 車両管理とデジタルキーを融合し、カーシェアなどに応用

データ・テックと東海理化は5月13日、業務協力のために共同開発契約を締結したことを発表した。

データ・テックはクラウド基盤を活用したモビリティサービス展開において実績がある。東海理化のキー認証・デジタルキー配信技術とデータ・テックの車両運行管理・安全運転診断技術を組み合わせ、新たな車両運行管理システムを提供する。具体的には、物理的なキーの受け渡しと管理が不要なデジタルキーの配信、デジタルキーのやり取りに紐づいた車両運行管理、アルゴリズムに基づく高精度な安全運転診断の機能だ。トラックや営業車などの社用車や建設機械などの運行管理やカーシェアなど新たな分野へ応用していく。

また、データ・テックは、OBD-Ⅱの利用を想定した故障や燃費情報の管理、位置情報や加速度計 /ジャイロセンサーを活用した事故自動通知機能など、法人ユーザ向けの車両管理としてテレマィクスサー ビスの検討を開始する。国の施策としてあげられている事故自動緊急通報装置についても対応していく予定。

なお、これらの取り組みについて、5月22 ~24日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2019横浜 」のデータ・テックブースで展示される。

© 株式会社自動車新聞社