長崎県警が女性就職説明会 大学生ら鑑識など体験

鑑識体験をする参加者=長崎県警本部

 長崎県警は13日、県警本部で女性向けの就職説明会を開いた。長崎県内の大学生らが参加し、女性職員との意見交換や鑑識体験などを通じて理解を深めた。

 2014年から毎年開催。被害者支援や相談など女性職員のニーズが高まる中、6回目の今年は過去最高の51人が参加した。長崎県警警務課によると、県警の女性警察官の割合(今年4月1日時点)は254人で約8.3%。女性警察事務職員の割合(同)は203人で全体の約43%を占める。

 参加者は鑑識体験で女性警察官らの指導を受けながら指紋採取に挑戦。女性職員との意見交換では、業務内容や働く意義などを熱心に質問していた。

 長崎公務員専門学校の三浦美咲さん(18)は「男性社会のイメージが強かったが、女性がいきいきと働いていると感じ取れた。出産、育児制度も知ることができてよかった」と話した。

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