障害関係なく、音楽楽しむ 川崎で6月1日コンサート

かわさきパラコンサートに出演する金澤翔子さん、神原健太さん、武藤将胤さん

 障害の有無にかかわらず誰もが音楽を楽しむ場を創出しようと、川崎市は6月1日、カルッツかわさきホール(川崎区)で「かわさきパラコンサート」を開く。市が進める共生社会づくりの取り組み「かわさきパラムーブメント」の一環で、昨年に続く開催となる。

 ダウン症の書家として知られる金澤翔子さんが書画の制作を実演。筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い、目の動きで音楽映像機器を操作するDJの武藤将胤さんの音楽で、車いすのダンサー神原健太さんらがパフォーマンスを披露する。

 このほか、シンガー・ソングライターのNOBUさんやパーカッショニストのモンタナキングさんも出演を予定。モンタナさんはコンサートに先立ち、自身が取り組む音楽療法にちなんだパーカッションのワークショップも開催する。

 会場には車いす席を設けるほか、点字や音声プログラム、体感音響システム、手話通訳、要約筆記などのサポートも用意する。

 入場無料。定員は1500人で、はがきかインターネットで24日までに申し込む。応募者多数の場合は抽選となる。問い合わせは、かわさきパラコンサート実行委員会事務局電話03(6382)5605。

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