仏ノートルダム寺院、修復進まず

火災1カ月、挙国一致困難

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ノートルダム寺院を背に写真撮影する観光客ら=13日、パリ(共同)

 【パリ共同】パリ・ノートルダム寺院(大聖堂)の大火災から15日で1カ月。現場では建物の保全作業が続き、修復に向けた状況分析にもまだ至らない。マクロン政権は5年以内の修復を完了するため関連法案を議会に提出し準備を急ぐが、法規則の一部適用除外も認める内容には反対も多く「挙国一致」とは言えない状況だ。

 尖塔や木造の屋根組みが焼失した部分には、雨が建物内部や石造の天井を傷めないようシートが設置され、ステンドグラスの一部は、天井の崩壊を防ぐ梁を建物内部に巡らすため既に取り外されている。こうした保全作業は8月ごろまで続くとされ、修復に向けた分析はその後に行われる。

火災で炎上し、焼け落ちる寺院の尖塔=4月、パリ(AP=共同)