障害者雇用 7月に新拠点 佐世保市、白南風に企業誘致 初年度3~5人雇用

 長崎県佐世保市は13日、人材派遣企業「アウトソーシング」(東京)の子会社で、障害者の雇用に特化した「アウトソーシングビジネスサービス」の新しい拠点を市内に誘致し、7月に事業所を開設することを発表した。採用するのは全て障害者で、初年度は3~5人を正社員として雇用予定。3年後には20人規模に拡大させる。

 アウトソーシングビジネスサービスは、グループ企業の総務や労務に関する業務などを担当。全国に11の拠点があり、従業員の9割を障害者が占める。

 事業所名は「アウトソーシングビジネスサービス佐世保ブランチ(仮)」で、白南風町のJR九州佐世保ビルに開設する予定。現在求人中で、障害の種別を問わずに雇用する。

 定例会見で朝長則男市長は「多様な雇用の提供をできることは喜ばしい。可能な限り支援をしたい」と述べた。

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