未来の“華丸大吉”となるか? NSC福岡2期生入学式行われる

過去最大級の10連休の初日、4月27日に吉本総合芸能学院(通称:NSC)福岡校の入学式が行われた。世間に連休突入の慌ただしい雰囲気がただよう中、会場であるよしもと天神ビブレホールには、新入生らが大きな期待と決意を秘めたようなキリッとした表情で集まった。昨年開校し今年で2年目を迎えた同校には、今年31人が入学。これから1年間、笑いに関することはもちろん、芝居やコンプライアンスに関することなどさまざまなことを学んでいく。

NSCの授業は基本的に土曜と日曜。そのため、就学生やフルタイムでの勤労者でも入学しやすく、実際に生徒の経歴はさまざま。今年の新入生は最年長が41歳なのに対し、最年少が17歳! 既にコンビを組んでいる者もいれば、相方探しはこれからという者もいた。新入生の中には、入学説明会などで顔を合わせていたためか顔見知り同士の者もおり、中には式が始まる直前に結成したコンビも。「相方決まった?」「まだだよ」「じゃあ一緒にやろうよ」と、ものの数分でコンビが決まった瞬間までも目撃。これって、のちのちすごく貴重な経験をしたことになるのかもしれない。

入学式には、吉本興業常務取締役でよしもとクリエイティブ・エージェンジー代表取締役会長兼福岡支社長である泉正隆氏が登壇。泉氏は新入生への期待と共に、「もう既に吉本興業の一員であることを肝に銘じてほしい」とあいさつした。

また新入生代表として、3人がその場で選ばれあいさつをすることに。突然の展開に最初は戸惑っていたが、そこは芸人を志す身。さすがのアドリブ力でそれぞれ個性あふれるあいさつを行った。

入学式の翌日には早速、バッファロー吾郎・竹若元博による「インプロ(即興)」の授業が組まれた。同校では芸能界で活躍中の先輩芸人が教壇に立つことも珍しくない。これから1年間多くのことを学び、吸収するだろう。この中から何人、未来の博多華丸・大吉のような存在が現れるのか? 今後の彼らの活躍に注目だ。

© 株式会社東京ニュース通信社