ANA×キャンピングカー?!”移動型ホテル”でリモートワーク実証実験を開始

ANA×キャンピングカー

「ホテルの寝室空間」をコンセプトとしたキャンピングカー内でリモートワークを実施

九州周遊観光活性化コンソーシアムは、ANAホールディングス株式会社、テルウェル東日本株式会社と連携し、2019年6月1日から同年6月30日にかけて「ホテルの寝室空間」をコンセプトとしたWi-Fi環境付きのキャンピングカー内で、モニターの方にリモートワークを行ってもらう実証実験を行う。

場所に縛られないで仕事をする人が増えている

スマートデバイスの普及やモバイルネットワーク環境の発達、働き方改革によりワークスタイルが変革し、テレワークを導入する企業やアドレスホッパーなど定住せず多拠点で働く人も増えている。地方都市では、東京一極集中による人口流出と少子高齢化により空き家の増加が深刻な課題となっている。

そんな中、その空き家や遊休施設をリノベーションしたコワーキングスペースやコリビング等の整備が進み、当施設を定額制で利用できるシェアリングエコノミー型のサービスが全国的に拡大しているという背景がある。

キャンピングカーで移動しながら仕事をすることで得られる効果を検証

遊休地や不稼働時間帯の駐車場等に観光拠点として整備・展開している車泊スペースをワークスペースとして提供する。

宿泊施設が少ないなど通過してしまうだけの地域や東京在住者がこれまで仕事で行く可能性のなかった地域に、キャンピングカーで移動しながら働くことによる効果として、関係人口の増加や地方移住の促進に繋がるのか等をこの実験で検証する。

実験の内容

■実証期間:2019年6月1日〜同年6月30日

■車泊場所:福岡県三潴郡大木町「道の駅おおき」、熊本県玉名市「草枕温泉てんすい」、熊本県球磨郡錦町「道の駅錦」、長崎県島原市「島原城」

■車泊スペース設備:Wi-Fi、100V電源(使用可能時間は地域で異なる)、防犯カメラ

■車種:キャンピングカー(TR500 C-LH)

© 株式会社MOTA