公立夜間中の設置へ街頭署名活動 岡山で「市民の会」市長提出へ

©株式会社山陽新聞社

岡山市が公立夜間中を設置するよう署名を呼び掛ける「市民の会」メンバー=11日、表町商店街

 岡山県内にまだない公立夜間中学校を岡山市に設置するよう求めている「市民の会」(奥津亘代表)が街頭署名活動を始めた。9月中旬までに県内で1万人を目標に集め、岡山市長、市議会議長宛てに提出する。

 岡山市には一般社団法人がボランティアで運営する自主夜間中学校が開設され、さまざまな事情で義務教育を終えていない人など100人以上の生徒が在籍している。自主夜間中では卒業資格を得られず、岡山市が公立夜間中を設置して学び直しのニーズに応えるべきだと考える市民有志が2月、市民の会を結成した。

 初の街頭署名は11日、会員15人が表町商店街で行った。のぼりや横断幕を用意して「公立夜間中での学び直しを望む人が大勢います」と訴え、買い物客らが次々に署名した。協力した同市中区、派遣社員男性(39)は「誰もがちゃんと学べる世の中になってほしい」と話した。

 岡山市教委は本年度、自主夜間中の運営団体と協力して公立夜間中のニーズ調査に取り組む。市民の会の奥津代表は弁護士として多くの少年事件を扱った経験があり、「学校が嫌で非行に至った子どもたちも、本当は学びたいと思っている。自由な教育ができる公立夜間中が必要だ」と協力を呼び掛けている。