今季は夏、冬ともに補強ゼロという状況の中、イングランド・プレミアリーグではトップ4に入り、UEFAチャンピオンズリーグでは決勝進出を成し遂げたトッテナム。
新しいスタジアムも完成したことで、ようやく今夏は大きな補強を行えるようになると伝えられている。
メディアでは多くの噂が飛び交っている。ここ数日の記事で「トッテナムが狙っている」と書かれた13名のタレントをまとめてみよう。
ニコ・シュルツ(ホッフェンハイム/DF)
『Daily Star』によれば、ポチェッティーノ監督はサイドバックのポジションを強化したがっており、ダニー・ローズを入れ替えたいと考えているそう。
その候補となっているのがホッフェンハイムの左フルバックのシュルツで、契約解除条項に設定されている移籍金は2500万ポンド(およそ36.38億円)だそう。
シュルツは今季の公式戦で36試合に出場し、9アシストを記録。攻撃面での貢献も非常に高く、3バックにも対応できるスピードマシンだ。
アンドレ・ゴメス(エヴァートン※バルセロナからのローン/MF)
『Sunday Times』は、トッテナムがポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスを3500万ポンド(およそ50.94億円)で獲得しようとしていると報じた。
バルセロナではなかなか馴染むことが出来ずファンからの批判の的となってしまったゴメスであるが、エヴァートンでは完全に復調。もはやスペインに戻るとは考えにくい状況にある。
エヴァートンは彼を完全移籍で買い取ろうとしているため、3クラブを巻き込んだ大きな交渉になりそう。
ライアン・セセニョン(フラム/MF)
フラムで大ブレイクした天才ヤングスター、セセニョンのプレミアリーグ初挑戦は苦い思い出となった。チームは1年で降格となったが、とはいえ彼の評価が下がったわけではない。
トッテナムは一時期「NEXTギャレス・ベイル」とも呼ばれた彼を2500万ポンド(およそ36.38億円)+ボーナスという条件で獲得しようとしているという。
ギャレス・ベイル(レアル・マドリー/FW)
もはやレアル・マドリーでは居場所がなくなっているベイル。今夏は放出されると言われているが、契約がまだ残っている彼を買い取ってくれるクラブはほとんどないという。
長年の怪我と年齢、そしてなにより賃金が高い。それらの不安点に加えて移籍金が発生するとなれば、なかなか引き取り手はいない。
『The SUN』によれば、彼に手を差し伸べているのは古巣トッテナムだという。予算として彼の賃金数千万ポンドを準備しているとも。
レアル・マドリーはトッテナムに対して「手数料1000万ポンド(およそ14.55億円)、賃金半分負担」でどうかと打診しているそうだ。
ニコロー・ザニオーロ(ローマ/MF)
『Corriere dello Sport』などイタリア方面の情報によれば、トッテナムはローマの新生MFニコロー・ザニオーロの獲得に乗り出しており、直接スカウトを送っているそう。
19歳のザニオーロは1億ユーロ(およそ123.2億円)の価格がついており、ユヴェントスも獲得を狙っているそうだが、トッテナムは5000万ユーロ(およそ61.6億円)を提示し接近しているとのこと。
今季セリエAで6ゴール2アシストを決めた19歳の長身MF。夏のマーケットでは動きがあるのだろうか?
アルトゥール・マスアク(ウェストハム・ユナイテッド/DF)
ダニー・ローズが退団するかもしれないトッテナム。ポチェッティーノ監督がサイドバックを強化ポイントと考えていることは前述の通りだ。
その候補の一人として報じられているのがウェストハム・ユナイテッドの左サイドで躍動するマスアク。攻撃的なプレーが特徴の25歳は、フィオレンティーナやドルトムントも狙っているという。
タングイ・エンドンベレ(リヨン/MF)
ユヴェントスやリヴァプールなど多くのクラブが関心を寄せていると言われる、リヨンの新たな中盤の要エンドンベレ。
22歳の彼は高い身体能力と運動量を兼ね備えながらも今季7アシストを決めており、守備だけでなく攻撃面でも大きく貢献できる。どこのチームも欲しいであろうタイプだ。
『Euro United』というフランス方面のレポートによれば「トッテナムと個人合意に達した」とのことだが、それほど信頼性は高くはない。
ドニー・ファン・デ・ベーク(アヤックス/MF)
チャンピオンズリーグ準決勝でトッテナムと対戦したアヤックス。その中盤ではフレンキー・デ・ヨングが話題になったが、このドニー・ファン・デ・ベークも負けないほど多くの関心を集めている。
ボルシア・ドルトムントやバルセロナ、レアル・マドリーらが動いているとも伝えられており、この22歳も夏は忙しいものになりそうだ。
トッテナムは彼に接近しているクラブの一つであり、以前から接触を続けていたとのこと。ポチェッティーノも高く評価しているそうだが…。
ハリー・マグワイア(レスター・シティ/DF)
今プレミアリーグで最も優れたセンターバックの一人と評価されるマグワイア。長身、パワフル、さらにスピードもあり、ボール扱いだってうまい。どこのチームも欲しがる才能だ。
マンチェスター・ユナイテッドが彼の獲得を熱望していると言われており、6500万ポンド(およそ94.59億円)の移籍金を提示したこともあるという。
そして現在『The SUN』によればアーセナル、チェルシー、ユナイテッド、そしてトッテナムが奪う合う状況にあるとも。この中でチャンピオンズリーグに出られるのは…。
リュカ・ディーニュ(エヴァートン/DF)
『Daily Star』が伝えているのが、「ダニー・ローズとリュカ・ディーニュのトレード」という噂だ。
トッテナムのポチェッティーノ監督は今夏サイドバックの補強を考えており、そのターゲットの一人がディーニュであるという。
しかしエヴァートンは彼の放出に前向きではなく、ダニー・ローズとの交換+移籍金という条件でなければ交渉には応じないと返答したそうだ。
とはいえ、ダニー・ローズはもはや今夏退団する可能性は高いと言われている存在。トッテナムにとってもそれこそ願ったり叶ったりになる気がしないでもないが…。
ジェドソン・フェルナンデス(ベンフィカ/MF)
『Mirror』によれば、トッテナムはベンフィカの若手MFジェドソン・フェルナンデスに関心を抱いているという。
ジェドソン・フェルナンデスの代理人は先週イングランドを訪れていたことが確認されており、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、トッテナムと会談したという。
サントメ・プリンシペ出身の20歳は今季ベンフィカのセントラルMFに定着し、ポルトガル代表にも選出された。高いテクニックと身体能力を備え、攻守に渡って活躍できる万能MFだ。
ルカ・コンネル(ボルトン・ワンダラーズ/MF)
リヴァプール生まれのアイルランドU-19代表MFは、中盤とサイドバックでプレーできるユーティリティ性を持つ新星だ。
彼は今季ボルトンで12試合に出場。18歳とは思えない見事なプレーを見せて評価を高め、多くのクラブが彼の獲得に動いているそうだ。
ボルトンは今季3部に降格しており、彼の契約は今季で満了になる。トッテナムやエヴァートン、リーズ・ユナイテッドが強い興味を示しており、夏に交渉に臨むだろうと考えられている。
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マウコン(バルセロナ/FW)
『Express』は、トッテナムがバルセロナのブラジル人FWマウコンの獲得を狙っていると伝えている。
昨年夏にローマとの合意を蹴ってバルセロナに渡った彼であるが、ウスマヌ・デンベレとファビオ・コウチーニョの影に隠れることになり、出番が限られている。
バルセロナは彼の移籍金を取り戻したいと考えており、バルベルデ監督も放出を許可したという。価格は3900万ポンド(およそ56.76億円)程度になるとのことだが…。