函館どつくは1.9億円の赤字

前期から大幅改善

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 造船大手の函館どつく(函館市)は14日、2019年3月期決算を発表した。新造船は堅調に推移したが、船価が低く売上高は前期比15%減の203億9500万円で、最終損益は前期から大幅に改善したものの1億9600万円の赤字だった。

 主力の新造船部門は、3万4千トン級のばら積み貨物船を引き渡しベースで6隻建造し、売上高は同3・2%増の137億8700万円だった。

 修繕部門は、自衛艦や海上保安庁、民間フェリーなどといった定期工事やメンテナンスで同38・6%減の58億3500万円。前年度は受注した海難工事などの大型案件がなかったため、4割減となったが利益は確保している。

 室蘭製作所が中心の橋りょう・陸上機械部門は、同22・9%減の7億7200万円。道発注の橋りょう工事などを受注したが、アンローダーなど大型荷役機械の受注が少なかった。

 来期の見通しについて同社は「新造船の受注は2年先まで確保しているが、為替動向や資材価格など不透明な要素も有り、行方を注視していく。室蘭製作所は例年並みの工事を計画している」という。 (菅原啓)