ヤンキースが通算212本塁打のモラレスを獲得

日本時間5月15日、ヤンキースは後日指名選手または金銭との交換でアスレチックスからケンドリズ・モラレスを獲得したことを発表した。モラレスは3月下旬にブルージェイズからアスレチックスへトレードされたものの、アスレチックスでは34試合で打率.204(108打数22安打)に終わり、日本時間5月14日にDFAとなったばかりだった。

アスレチックスは、日本での開幕シリーズで正一塁手のマット・オルソンが右手を負傷して戦列を離れたため、その穴を埋め得る存在としてブルージェイズからモラレスを獲得した。しかし、モラレスは打率.204、1二塁打、1三塁打、1本塁打、7打点、OPS.569と期待に応えることができず、その間にオルソンが戦列復帰。モラレスの今季年俸の大部分を前所属のブルージェイズが負担していることもあり、アスレチックスは迷うことなくモラレスのDFAを決定した。

今季がメジャー13年目となる35歳のモラレスは、これまでにエンゼルス(2006~2012年)、マリナーズ(2013年、2014年)、ツインズ(2014年)、ロイヤルズ(2015~2016年)、ブルージェイズ(2017~2018年)、アスレチックス(2019年)とア・リーグの6球団でプレイ。ヤンキースが7球団目となる。通算1344試合で打率.267、212本塁打、OPS.783をマークしているスラッガーが、新天地・ヤンキースで本来の実力を発揮できるか注目だ。

なお、ヤンキースは40人枠に空きを作るために、右肩を痛めて10日間の故障者リストに登録されているジョナサン・ロアイシガを60日間の故障者リストへ移している。

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