アトレティコ・マドリーのエースに君臨してきたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン。
本人が今夏での退団を明言し、ついに移籍することになった。その代役になりうる候補たちを調べてみた。
ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)
活発に伝えられているのは、イタリア方面からの引き抜き。最も最近になって浮上したのは、ナポリからの獲得だ。
地元出身の大エースとして活躍してきたロレンツォ・インシーニェは今イタリアで最もいい選手といえるかもしれない。
小柄ながらエネルギッシュかつパワフルに前線をかき回してくれる存在でチームにもフィットする。ただ、27歳とピークにあるため、市場価値は7500万ユーロ(92億円)と安くない。
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また、アトレティコは同じナポリのポーランド代表FWアレク・ミリクにも興味を示しているとか。彼の市場価値は3500万ユーロ(43億円)だ。
パウロ・ディバラ(ユヴェントス)
グリーズマンの移籍先のひとつがユヴェントスとされており、そうなった場合にディバラは放出されるはず。
トレードになるという話もあるようだが、アトレティコとしては願ってもない存在だろう。
25歳と若くてピッチ上で違いを生み出せる選手はそう多くいない。
ロナウド加入によってプレータイムが減っているが、アトレティコならばエースとして迎え入れらるはず。現実的かどうかはさておき、最も理想的な候補かもしれない。
マウロ・イカルディ(インテル)
インテルの大エースに君臨してきたが、その関係はこじれてしまった。チームには戻ってきたものの、かつてのような関係性には修復できないかもしれない。袂を分かつ方が両者にとって最善だろう。
移籍先については多くの噂があるが、アトレティコには同胞であるディエゴ・シメオネがいる。
ただ、ジエゴ・コスタ、アルバロ・モラタのいるチームに彼のようなタイプが必要かは…。なお、市場価値は9000万ユーロ(110億円)。
ロドリゴ(バレンシア)
ブラジル生まれのスペイン代表FW。リーガからの引き抜きとすれば、彼も候補になりえる。
レアル・マドリーのカンテラ時代から将来を嘱望されていた大器が昨季ついにブレイクを果たした。
その活躍もあり昨夏には古巣レアルが買い戻すという噂も浮上したが、今季は調子を崩している。
とはいえ、ポテンシャルは間違いなく、レフティという点もプラスだ。もしモラタとの元カスティージャコンビがアトレティコで形成されれば面白いが…。
市場価値は、3000万ユーロ(36億円)とお手頃。
アンヘル・ディ・マリア(PSG)
またしてもCLで失意の敗退となったパリ。今夏の移籍市場でも大きな動きがあるとされており、グリーズマンも補強ターゲットのひとりに。
そうなった場合にはビッグネームが売却されるはず。放出候補筆頭はエディンソン・カバーニとされているが、アトレティコが狙うならディ・マリアか。
スター揃いのチームにあって、どこか過小評価されている感もあるが、パリでも圧倒的なパフォーマンスを見せている。
31歳だけに長期的なオプションにはならないが、逆に売れるうちに売るほうがいいと考える可能性も。彼も元レアルの選手ではあるが…。
なお、契約は2021年まであり、市場価値は4500万ユーロ(55億円)。