セール17奪三振も… ロッキーズが延長戦を制す

【ロッキーズ5-4レッドソックス(延長11回)】@フェンウェイ・パーク

5月に入って本来の姿を取り戻しつつあるクリス・セール(レッドソックス)が驚異の奪三振ショーを展開。7回108球を投げてロッキーズ打線を3安打2得点に封じ、7イニング以下の投手としては史上最多となる17奪三振をマークした。しかし、セールの快投もレッドソックスの勝利には繋がらず、1点リードの8回表に2番手のブランドン・ワークマンがチャーリー・ブラックモンに9号逆転2ランを被弾。8回裏にミッチ・モアランドのタイムリーで同点とし、なんとか延長戦に持ち込んだものの、延長11回表に4番手のライアン・ブレイシアがマーク・レイノルズに勝ち越しタイムリーを許し、これが決勝点となった。

セールは初回先頭のブラックモンからトレバー・ストーリー、ノーラン・アレナード、レイノルズ、ライメル・タピア、イアン・デズモンドと六者連続三振という最高の立ち上がり。3回表は一死後にクリス・アイアネッタとパット・バライカから連続三振を奪い、その後も4回表にストーリー、5回表にデズモンドとデービッド・ダール、6回表にはアイアネッタ、バライカ、ブラックモンを三者連続三振とハイペースで奪三振を積み重ねていった。7回表は無死一塁からアレナードに11号2ランを献上したものの、レイノルズ、タピア、デズモンドを三者連続三振に仕留めて17奪三振に到達。セールにとって自己最多の奪三振数であり、レッドソックスの投手では2000年5月6日(現地時間)に17奪三振を記録したペドロ・マルティネス以来の快記録だったが、リリーフ陣が踏ん張れず、レッドソックスは接戦を落とした。

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