米海軍警備艇「通常の運用」 横須賀・威嚇行為で見解

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を監視している市民団体が活動中に米海軍の警備艇に威嚇されたとする問題で、同基地は15日、神奈川新聞社の取材に「同基地憲兵隊の警備艇は出港する空母を安全に護衛しており、米海軍の艦船が出入港する際に行う通常の運用」との見解を示した。

 市民団体「ヨコスカ平和船団」によると、12日に出港した原子力空母ロナルド・レーガンを小型船で監視中、機銃を搭載した米海軍の警備艇1隻が機銃を正面上方に向け、約4分にわたって小型船を監視した。

 団体は13日、在日米海軍司令官に申し入れ書を提出。団体は同基地の見解に対し、「市民の監視活動に対し、機銃を搭載した警備艇が接近したのは初めてのことで、『通常の運用』が今後、変化するのではないか」と危惧している。

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