岡田准一主演の映画「関ヶ原」が地上波初放送!

テレビ朝日系では、6月2日に映画「関ヶ原」(午後9:00)を地上波初放送する。本作は、累計部数590万部を超える司馬遼太郎原作の“国民的ベストセラー”を初の完全映画化したもので、石田三成を岡田准一、徳川家康を役所広司が演じて話題となった空前のスペクタクル巨編だ。

監督は「日本のいちばん長い日」などで知られる名匠・原田眞人氏。25年という長い年月にわたり映画化への熱い思いが豪華キャストを迎えて実現。濃密な人間ドラマに加え、京都・東本願寺、姫路城など各地の名だたる国宝級・歴史的建造物でロケを敢行。岡田が「本物の場所に立って演じられるのはとてもうれしい」と語ったように、俳優陣にも大きな影響を与えた。さらに、エキストラ総勢3000人規模、延べ400頭にも及ぶ騎馬や鉄砲隊が入り乱れる大迫力合戦シーンは見る者を圧倒する。

映画での主人公・石田三成は、豊臣家への忠義を貫き、誰に対しても義を重んじ、「ひとりが万民のために尽くせば天下は栄える」を意味する「大一大万大吉」を掲げて生きた人物に。この三成像が岡田とピタリとはまり、岡田自身も「司馬先生の三成像が僕の三成像の基盤となっているところはあります。泥くささがあって純粋でシビアでもある。いろいろな表情のある三成にしたい」と語っている。

対する徳川家康を演じる役所は、自身が初めて挑むという家康役を度量たっぷりに魅力的に演じている。常に進化し続ける俳優として、作品によってさまざまな表情を見せる役所が、今作では特殊メークに加え、本来の役所の何倍も大きくしたような体格で “狸親父”家康を創造。表と裏の顔を巧みに演じ分け、役所が“いい人”として家康を演じれば演じるほど“悪役”に見えてくるといった不思議な魅力も演出している。

そのほか、三成に仕える忍び・初芽に有村架純。初の本格時代劇への出演となり、殺陣などアクションにも挑戦している。三成の右腕として勇猛果敢に戦う島左近に平岳大、合戦の命運を握る小早川秀秋に東出昌大、さらに北村有起哉、伊藤歩、音尾琢真、和田正人、滝藤賢一、キムラ緑子、中越典子、壇蜜、松山ケンイチ、西岡德馬など、日本映画界の歴戦のつわものたちが集結し、天下分け目の決戦を彩る。

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