スペイン・バルセロナでの2019年F1インシーズンテストが2日目最終日を迎えた。10チーム13人が走行するなか、メルセデスで走行したFIA-F2ドライバーのニキータ・マゼピンがトップタイムをマークした。
天候に恵まれたこの日、メルセデスW10での初走行の機会を迎えたマゼピンが、最もソフトなC5タイヤで1分15秒775をマーク、前日のバルテリ・ボッタスのトップタイムにおよばないながら、テスト最終日のトップに立った。
2番手にはトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが続いた。アルボンはセッション終盤にC4で自己ベスト1分17秒079を出した直後にコース上でストップ。セッションはそのまま終了となった。
レッドブル・ホンダはジュニアドライバーのダニエル・ティクトゥムを起用。ティクトゥムは午前セッション終盤にターン10出口でマシンをとめ、赤旗をもたらした。ティクトゥムによると、駆動系のトラブルが起きたということだ。走行時間を失ったため周回数は79周にとどまり、ティクトゥムのベストタイムはC3タイヤでの1分19秒458で10番手だった。レッドブルには前日のピエール・ガスリー走行時にもトラブルが発生している。
■2019年F1バルセロナテスト2日目タイム結果(5月15日)
Pos Driver Team Time(tyre) Laps
1 ニキータ・マゼピン メルセデス 1’15.775(C5) 128
2 アレクサンダー・アルボン トロロッソ・ホンダ 1’17.079(C4) 109
3 アントニオ・フォコ フェラーリ 1’17.284(C4) 120
4 シャルル・ルクレール フェラーリ(ピレリテスト) 1’17.349(2020年プロトタイプ) 127
5 キミ・ライコネン アルファロメオ 1’17.393(C5) 110
6 ジャック・エイトケン ルノー 1’17.621(C4) 75
7 ケビン・マグヌッセン ハース 1’18.101(C3) 106
8 ニック・イェロリー レーシングポイント 1’18.212(C5) 83
9 ニコラス・ラティフィ ウイリアムズ 1’18.573(C5) 88
10 ダニエル・ティクトゥム レッドブル・ホンダ 1’19.458(C3) 79
11 オリバー・ターベイ マクラーレン 1’20.712(C3) 52
12 ランス・ストロール レーシングポイント(ピレリテスト) 1’20.745(2020年プロトタイプ) 119
13 セルジオ・セッテ・カマラ マクラーレン 1’21.565(C2) 19
※C1タイヤが最もハード、C5が最もソフト