<バレー男子日本代表>小野寺ブロック極める 10月W杯アピール狙う

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実戦練習でブロックに跳ぶ小野寺(20)=10日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター

 バレーボール男子日本代表のミドルブロッカー小野寺太志(23)=JT、宮城・東北高-東海大出=が、ポジション奪取に燃えている。昨年9月の世界選手権に出場し、力不足を痛感。2020年東京五輪へ、ブロックのレベルアップに活路を見いだす。

 10日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターであった日本代表の実戦練習。相手セッターのトスを見極め、果敢にブロックに跳んだ。「今季の結果が五輪につながる」。引き締まった表情から、代表生き残りを懸ける必死さがにじむ。

 相次ぐ主力の故障で世界選手権の出番が回ってきたが、結果は1次リーグで敗退。「自分に足りないものを考えさせられた」という。特にブロックは、相手のトスに振られて機能不全に陥っていた。

 大会後に出した答えの一つが割り切りだ。速攻か、サイドか、相手の攻撃を読んで対応を絞る。相手セッターの傾向を事前に分析するのはもちろん、試合中の観察も重要になる。

 ブロックの最高到達点は323センチで、日本代表のミドルブロッカー陣で最も低い。「背が低い日本が世界と戦うには中途半端なことはせず、戦術で戦わないといけない」と思い至った。

 今年10月のワールドカップ(W杯)でアピールする覚悟だ。「結果にこだわり、ライバルとの競争に勝つ」。士気は上がっている。(佐藤夏樹)